2019-01-01から1年間の記事一覧

へんろ宿

地図の北側の池の反対側から見たふたつの碑…収容所は全体として低い尾根に囲まれた谷筋にあり、背後の尾根の向こうは民有地(現在はドイツ館がある)である。こちらの池はかなり手入れがなされていて、水草などは生えていない。 背後はやはり低い山があって…

吉野山駐車場

車で吉野山を上っていくと吉野神社を過ぎたあたりに大駐車場がある。無料だが、ここから吉野山の中心たる金峯山寺蔵王堂まで坂道を1kmばかり登らないといけない。今は秘仏・蔵王権現ご開帳で観光シーズンと云えど平日は人が希薄である。店も蔵王堂周辺は別と…

慰霊碑

池の横の坂を上ると「ドイツ兵の慰霊碑」が収容所敷地の外れの高台に建っている。これはここで亡くなったドイツ兵の慰霊のために(多くは当時流行ったスペイン風邪の犠牲者)俘虜の中で元の職業が石工や建築関係者の人達を中心に、収容所から解放される時に…

板東俘虜収容所跡へ

秋の日は短い…次に今回の本丸である「板東俘虜収容所」跡を訪ねた。前回は春で秋とは違う風情である…この収容所跡は第二次大戦には旧日本軍の用地として使われたために大きな開発を免れ、広大な収容所の用地がほぼそっくりと残されている。まずは給水塔と給…

鳴門:ドイツ館

鳴門市ドイツ館|徳島県鳴門市『第九が日本で初めて演奏された地』 霊山寺をあとに、鳴門市ドイツ館を訪問(前回は時間切れで来られなかった)...第一次大戦のドイツ兵の捕虜と鳴門市民たちとの友好を記念して戦後建てられた(これは二代目の建物)。徳島の…

吉野へ

本日は好天の中、吉野山へ登った(とてもたくさん歩いた)…と云うのも金峯山寺蔵王堂の秘仏「蔵王権現」の開帳がなされているからである。もう何回も開帳の度に拝観しているが、その迫力は並大抵ではない…あえて今まで見てきた仏像(神像に見えなくもない)…

立入禁止

矢印の家並みが今回撮影した場所だ。この頃は人が住んでいた=対岸から2000年にTX-1でパノラマ撮影、手前の土手状の場所が貨物線跡、ここから対岸に橋を架け直すことになっている(以前は船を通すための可動鉄橋、今回は低い道路橋)。現在は両岸共に橋の基礎…

また霊山寺へ

しばらくは四国と舞鶴を行ったり来たりする…上は仁王門の阿形像、下は不動堂の不動明王、どちらもそれほど格式のある仏像ではないが、ロケーションが良く、さすがの古刹、本堂の行灯といい各お堂といい、その見せ方がうまい。不動明王像は新しいが台座の岩は…

土橋

廃屋を抜けると、水路があり私設らしき土橋が架かっていた。その上からの写真...右(海側)が既に完成している新しい護岸提、左の廃屋側はまだ低い堤防のままだ=立ち退いた人は関係ないが、近隣の家の住民は高潮の驚異に気が気ではない。洪水があるとすれば…

廃屋

舞鶴・高野川架橋のために立ち退きとなった海辺の細民のバラック...もとより不法占拠だったが(海岸は国有地)、戦後のどさくさ時に建てられたものである。しかし居住権は認められて電気も水道も通っている(以前の聞き取りによると、国に土地の占有料=地代…

舞鶴へ...Leica M10

訪問の用件は民具保護だったが、今日は初めてLeica M10をフィールドに持ち出して撮影した(M9同様、慣れないと難しい)...魚屋町住吉神社のお祭りも始まっているようだ。元の舞鶴の中心商店街である(現在は駅周辺に移動し、こちらは寂れている)。 夏に行っ…

霊山寺本堂

暗い本堂内にはたくさんの行灯が吊されて幻想的である。広くて多くの人が気軽に入れる。病気平癒・身体健全・商売繁盛など色々の人々の願いの蝋燭が立てられている。内陣はずっと奥の方で、更にその奥に本尊が祀られている。 霊山寺の駐車場に出てみると、境…

三鈷の松

大師堂の前の池の畔に三鈷の松を見つけた。 三鈷の松...このページには書いていないが、霊山寺にもあった(全国にはもっとたくさんある)。先日、滋賀の石山寺でも見かけた…どこでも松ぼっくりを掃除して片づけている。と云うのは、霊験あらたかと云われてい…

レンズテスト番外編=RICOH GXR

今日は疲労のためレンズテスト(ボディも含む)番外編とした。特に理由はなく、ふと手にした、少し不幸なRICOH GXR+RICOH 15.7-55.5mmF3.5-5.5(通称「土管レンズ」=1600万画素ローパスレスAPS-Cセンサー)を試してみる。このカメラはレンズとセンサーを一…

鳴門:霊山寺到着

寺に着いて(多くの八十八ヶ所霊場がそうなように、ここも駐車料・拝観料は無料)駐車場から境内に入ると、さすがに一番札所、変わった風景が見える。どうやらここから巡礼を始めるために装束をこしらえているようなのだ。もちろん観光客も多いが巡礼者の姿…

橋桁の島々へ

旅の二日目は瀬戸大橋架橋の際に橋桁が建てられた三つの島を訪問した…どの島も1.5-2時間歩く徒歩強行軍=車は島民しか入れなく、与島PAに車を停めてバスによる移動となった。PAから歩いて入れるため与島(よしま)はこれで3回目となる…島の廃校となった小学…

鳴門へ

秋のシーズンに入って、26-27日で四国へ行った…1日目は鳴門だ。四国八十八ヶ所観音霊場の第一番札所「霊山寺」…ずっと以前に台風に降り込まれて偶然雨宿り替わりに逃げ込んだお堂である。お寺(しかも古刹)はまったく変わっていない。高速道路の整備と少な…

近江へ

今日は秋空の下、西国三十三所の三十一番札所:近江八幡の長命寺と三十二番札所の観音正寺に行って来た(いずれも特別開帳期間)。写真は長命寺で見かけた三十三所巡礼ひとり旅の若者...見たことがないぐらいの観光客(二十回ぐらい長命寺に来ているが、これ…

天狗杉

元の道を辿り、宝篋印塔のある小さな峠に戻った…龍王堂の前にある天狗杉の朽ちた根っこが残されていた。消えかけた案内板を読むと「黒龍王杉」とも呼ばれて、この山の御神木として崇められていたそうである。回りのまだ小さな杉は、この木から落ちた種から生…

龍王社

坂を下ると整備された台地に龍王社が建っていた…その前には護摩壇があり、時に護摩が焚かれているようだ。左の柵の向こうには、名物のカツラなどの苗木が大切に育てられていた。 そして更に下を見ると、小さな龍神の社が祀られていて、ここが谷の源頭であり…

宝篋印塔

庫裏を過ぎて更に山に分け入る…小さな峠に八大龍王堂(これは新しい建物だ)と宝篋印塔(ほうきょういんとう)が建っていた。古来は呪術的な要素があったようだが、実際には墓塔もしくは供養塔として建てられている。由来書きはやはり湿気にやられて判然とし…

岩間寺庫裏

龍王社の軒下から本堂を眺める…このように湿気でやられた壁などを、あり合わせの板や樋で修復している。奥の不動堂より痛みは大きそうだ。 本堂の横は庫裏(僧の居宅)だが、裏門付近を見ると、不自然なぐらい頑丈な鉄筋コンクリートの塀と門柱である=おそ…

龍王拝殿

本堂から不動堂への渡り廊下から池を見る。山からの湧き水で作られた岩間寺の中心をなす池である。むこうに見えるのが改修中の大師堂で葺き替えられた屋根の銅板が光っていた。 本堂近くに二体の龍王と一体の九臂の弁財天が祀られている護法龍王拝殿がある。…

賓頭廬さん

賓頭廬(びんづる)尊者の像が本堂脇に座っていて、ここでも信徒に撫でられてピカピカである。やはり頭と膝が特に多くなでられているようだ…その横にはちょっとした売り場にお札やお守りに混じって「霊水」を売っていた。水神を祀り、下流域への水の源頭に存…

本堂へ

このところカメラ・レンズのテストのため旅の写真はすっかり手薄になった=秋からの撮影・取材シーズンに備えて試験して「今年のメイン機材」を模索せねばならなかったからである。 「デジタルカメラ・レポート」 さて岩間寺の続き…境内へ入ると左に改装中の…

岩間寺:仁王

仁王門は失われているが、その場所に新しい金銅製の仁王像が阿吽ともに立っている。深い緑との釣り合いが尋常でなく迫る。岩間寺は森の寺と呼びたい気分である。Zeiss Vario-tessar E16-70mmF4のピントの良さはこういうシーンで生きてくる。 そして本堂へ続…

岩間寺

岩間山正法寺(岩間寺) 岩間寺のカツラとイチョウ 深い森の中に寺はあり、まるで樹海に埋まっているようだ…ここは珍しい巨木でも有名らしく、境内に入っていきなり寺で言うのも不可解だが御神木がそびえていた(おそらくケヤキ)。以前来たときは梅雨時で森…

岩間寺と石山寺

今日は涼しくて9/15に続いて撮影に出た。西国三十三所札所の旅、このプロジェクトの始まりである。10年ほど前の秘仏一斉公開の時に一度ほぼすべて回り、代参も含めて全部の寺の御朱印をもらった。今回は3年ほどかけてジックリ回るつもりだ…特に仏教徒では…

葛城一言主神社

今日は久しぶりのフィールド、葛城の一言主神社秋の例大祭に参じた…暑いのと、初めての例祭訪問のため、どうも満足がいかない結果である。奉納音楽がラテン音楽系のデュオだったのは面白い。 神事の終わったあとの「練り」の時に(一番の映像的局面)初めて…

競漕の中止

体験乗船を終えて、いよいよ船漕ぎ競争の始まりだ…小学校の下級生から順に湾内を競漕する。小学生は重いマルキブネではなく、小型の伝馬船でのレースとなる。しかし遅いだけではなく、なかなか前へは進まずゴールまで一苦労である。向こうの山に雲が湧いてき…