2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

そろそろ最後の機械

過去50年間色々な機材を使ってきたが、そろそろ最後の機械を導入したい…つまりフィールドワークによる撮影の時間の残りが少なくなって、今でも充分な機材を持ってはいるが、現在可能な高い性能のボディ(+レンズ)を導入したいと思っている。所有するレン…

寺をあとに

あるはずの寺号・扁額も見られなく、本堂は閉めきってはいるが、人の手が入っており荒れてはいない。向こうの建物はすべて民家である。 裏に回ると(表ではないところに意味を見る)、古い板碑のような大石板に仏像が彫られているが判然としないものや、崩れ…

西明寺

岩船寺の帰りに、雨宿りがてらに鹿背山の麓の西明寺に初めて立ち寄った。不思議な景色に見えたのは境内に民家が建っていたり、郵便ポストが立っていたり…。 上に上がるとやはり川の氾濫にそなえて、かなりの高台であった。無住のようだが、手入れはされてい…

ガクアジサイ

坂を下って元の場所へ。右の山越えをして貝吹岩、塔の背後をぐるりと一回りして戻ってきた…アジサイの大群落の向こうが蓮池となっている。このあと雨は本降りとなり、本堂に駆け込んで法話と仏像の鑑賞で30分ばかり過ごした。 帰りがけに庫裏の前にようや…

貝吹岩をあとに

貝吹岩 の語源 岩の裏へ回ってみた…岩全体はそれほどの巨石ではないが、山の頂上付近に(しかもこの山は岩山ではない)丸い岩がポンと乗っているのが不思議なのである。このような場所に岩船(磐船)が天から降りてきたという伝説は各地にある…岩船寺の由来…

貝吹岩

山をまた登ると聖天社があり(ここでは仏教の仏ではなく、神様という扱いである)鳥居が建っている。画面が傾いているのではなく鳥居がかなり傾いているのである。中年の夫婦が詣っていた。山は針葉樹の森だ。 シャッター速度1/10...よく見るとブレている。 …

三重塔三景

雨が降りそうな雰囲気となった境内を更に踏み込むと、一段と深山の趣が出てくる。三方を山に囲まれ、木々も高く茂っているため、それほど広い場所ではないとしても、山の深さを感じられ、手前の蓮池から奥の杉林までよく造られていると思う(40年以上見て…

新しい看板

「花の寺」岩船寺の看板(正式には何というのだろう=門の上のものは扁額と言うのだが…)が新しくなっていた。名物のアジサイの花があしらわれている。年に何度も来るので微細なことも分かるのである。 正面に重文:三重塔と十三重塔が見られる。アジサイには…

岩船寺へ

庭のアジサイが咲いたので、近在のアジサイ寺としてローカルな観光地である岩船寺へ、梅雨の晴れ間を利用して行ってみた(家から40分)と言っても着いた頃には曇り始めて1時間半境内を歩いた後には雨さえ降ってきた。 門前の唯一の半露天の店(あと何軒か…

スワンボート

池畔には小規模な茶店・宿泊所があり、一応の休憩や昼食は可能である。そこが足漕ぎボートの発着場にもなっている。慣れ親しんだスワンボートならぬクジラボートも走っている。 こちらはスワンボート、網で亀を捕ろうとしているようだ。釣りだけではなく、網…

くろんど池に

傍示から車で2-3分、高山溜池を経て、くろんど池の池畔に達した(付近には大小の溜池がある)。北側は行楽施設はなく、池の周りに遊歩道や駐車場があるばかりである。当然に人影は少ない。 そして管理者は決められた場所以外での行為を制限していて、あち…

天満神社

傍示の集落内に入る、あいかわらず道が狭く軽自動車でも通れない場所すらあった。難渋しつつ村はずれの高台に来ると、急造の簡易な臨時道路があり、そこから雨模様にも関わらずなにやら人の動きが見られた。 前に回って天満神社の門前に出ると、提灯が下がり…

奈良県生駒市傍示(ほうじ)地区へ

近隣の旅…今回は生駒市傍示と、くろんど池に行った(天候が良くなかったので全体は見ていない=次回探訪)。この近くの道路は枚方へ抜けるときしばしば通ったし、若い頃(4-50年前)はバイクで峠越え(傍示越え=旧の峠)を何度かしたものだ。オフロードバ…

金胎寺をあとに

また深い檜の森を抜けて寺へ戻る。暗い森にぽっかり明るいところがある…台風か落雷かで2-3本の檜が倒れたのである。光が地上に届くとさっそくに雑木が枝を伸ばす、こんな場所が30分の路程に何ヶ所か見られた。 寺務所付近に戻ると、先ほど休憩所の修繕…

くろんど池

きのうから降り続いた雨が、午後から上がったので、やはり近所の散策に出た…京都と奈良と大阪の境にある「くろんど池」である(自宅から車で15分)。この池の横の道路はしばしば通るのだが、池畔の公園に来るのは中学3年生の時以来だ。当時とは随分変わっ…

迎え行者

更に森の中を進むと「鷲峰山京都府歴史的自然環境保全地域」の真新しい立て札が建っていた…12月に来たときはなく、以前から保安林には指定されていたが、ごく最近に行者道としての歴史的に重要な場所と指定されたのだろう。まだこの札以外に変化はないが、…

檜林を行く

行場への道へ入ると少し開けた場所があり、元の「かわらけ投げ」の跡である(今はやっていない)。遠くに霞んでいるのは三重との国境の山々である。 檜の森に入る。ここは行場ではなく、行場までの道で、この日は天気が良く明るさもあるが、曇ると昼なお暗い…

行場入口へ

山門をくぐると正面に寺務所と休憩所がある。入山料三百円、左の箱に投げ込むだけである。休憩所ではお茶やコーヒーがふるまわれる(冬は薪ストーブが暖かい)。今日は入山料とは別にコーヒーを志納した…何度も来ては世話になるのでそういうこともしたいので…

鷲峰山・金胎寺へ

鷲峰山金胎寺(じゅうぶせん こんたいじ) さて次の近所巡りは鷲峰山・金胎寺である(5/9)。和束町と宇治田原町を結ぶ古くからの犬打峠道から尾根を伝って深い山に立地する(今回は和束から入り、宇治田原へ抜けた)。ほとんどが視界の効かない尾根道だが、…

木津川

さて山門を出て駐車場の前に向かい山の景色が広がる。18mmで撮っているので小さく見えるが、全山雑木林で春はヤマザクラ、晩春から初夏は新緑、秋は紅葉に恵まれる。両側の山が杉・檜の植林なのでよけいに浮き立つ…来るたびに写真を何枚も撮ることになる。 …

簡易水道

広場から森に入る…すぐに民有森になり、暗い尾根道が神童寺の方へ続いている。寺域の一番高い場所に上水道の施設があって、地下からポンプアップして下の本堂や庫裏に水を落としている。境界に簡単な柵が見えるが、閉じているのではない。 柵から明るい広場…

展望広場

広場の周囲を見てみると、右手に鳥獣供養塔が建っている…それほど狩猟の盛んな地域ではないが、何か縁のある人が建立寄付したのだろう。 その左には「隆範大僧正」の碑があって(おそらく海住山寺の中興の祖)その前にツツジが今を盛りと咲いていた。あとは…

五重塔

近寄って見てみると、さすがに国宝に指定されているだけのことはある。陶酔的なカーブを持つ屋根瓦の列、垂木や蛙又の優美な曲線、言うことはない。 また同一の角度で新緑を入れた(18mmならでは)、赤と緑の補色の響き合いがより美しさを感じられる(紅葉の…

鹿背山

本堂の瓦は新調された。その脇から山を登る…このあたりは森が深いためシンクロさせてカエデの葉を撮った。秋には真っ赤になる。 僅かに5分ばかりで山頂らしき場所に到着、ここはお寺が手を入れて展望所にしている。山は落葉樹が多くて新緑がちょうどよく輝…

海住山寺

海住山寺 | かいじゅうせんじ 今日はよく晴れたので4/30に続いて近在散歩だ(もちろん写真は忘れない)。補陀落山 海住山寺とは立派な山号だ。観音菩薩の示す楽園世界を表している。 山門を入ると弘法大師像が出迎えてくれる。ここでも新緑が眩しく光ってい…

本堂前へ

山門から正面に弁天池があり、その周りは色々な植物が植えられている。今が盛りのコデマリ、池畔に自然に生えているように見えるが、実際は手入れがなされていて、このように優美に咲くのである(筆者の庭のコデマリは塊で咲いている)。池の真ん中に社があ…

山門をくぐって

前回、初春に来たときとは違って参道も山門付近も新緑だ。この整理されない自然の山寺の雰囲気が好い。何度も季節や天候を違えて来るのはとても嬉しいことである。 去年の張り紙は「境内はマスクの着用…」、今年は「近くに他の方がいらっしゃらなければマス…