岩の裏へ回ってみた…岩全体はそれほどの巨石ではないが、山の頂上付近に(しかもこの山は岩山ではない)丸い岩がポンと乗っているのが不思議なのである。このような場所に岩船(磐船)が天から降りてきたという伝説は各地にある…岩船寺の由来も元はそのあたりなのであろう。今は真言宗の寺院だが、それ以前の神世の時代のできごとである。
崖下に下る道も痕跡は見えていたが、廃道となって久しく危険なために、元へ戻ることにする。 このカメラのAWBは緑に強く傾くことがわかる画像である。晴れているときはどのカメラも大差ないが、条件が悪くなると各社の考え方(癖?)が前に出てくるように思う。
小さな鞍部を越えて森を進めば、また寺域へと戻る。ここで小雨が降りはじめたので、鐘突堂の雨宿りと洒落てみた…もちろんひとつ「ボーン」と撞いた。周りが山に囲まれているため良く響いていた。