2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

コンデジの埃対策

家族がLUMIX FX100をカバンにそのまま入れて旅行に行ったら、沈胴レンズの隙間から埃が入ってセンサー部に埃が付着し使えなくなった。レンズ交換式カメラと違ってボディをバラさないと埃はとれないのである…しかも素人では難しく、修理代を払ったら新品の方…

砂ずりの藤

【砂ずりの藤】 暑いので回廊を下りて日陰に入る…さて次のカップルの登場である。見ているとどうやら拝殿の中の本殿前で挙式がおこなわれているようだ。白砂の中にいる人達が写真班で、カメラマンと助手、着付けの先生、そしてADの4名が待機している。 門…

藤浪之屋

【春日大社藤浪之屋】 拝殿脇の回廊を下ると、ちょっと不思議な空間がある。藤浪之屋と言い、昔の神職の控え室らしい。現在は真っ暗な部屋に万灯籠が見られ、中は夏でもひんやりしていて、とても幻想的な雰囲気である。次ぎに行ったら灯籠のひとつひとつも見…

LUMIX GF-1とBCL9mmF8 fisheye

今日の夕暮れ時、きのう今日と梅雨明けは結構なのだが(今年は京都では雨がシトシトと降る「昔風」の梅雨だった)たっぷり水分を蓄えた森や田圃から水蒸気が立ちのぼり、きのうも今日も夕方に積乱雲が発生し大雨の夕立が降った。今は止んで(pm6:30)いるが…

拝殿から

婚礼写真の様子を拝殿から見るとこうなる...アジア系の人はともかく、欧米系の人達は拝殿に昇殿せず、このように遠巻きにしている。やはり宗教的な世界観の差に圧倒されるのだろう=寺院の場合は案外入っていく...これは現在の枯れた雰囲気の仏教世界のせいだ…

春日大社の結婚式

境内に入っても多くの摂社や碑があって、かなり歩いて(写真を撮るのでなかなか着かない)ようやく拝殿前まで来た。拝殿・本殿は南面するので右が山で左が奈良公園となる。一般の人が入れるのは拝殿前までで、多くの人が宮の規模の割に狭い遙拝所の場所に集…

春日大社ふたたび

鳥居をくぐると人だかりがあった...木陰なので何があるのか分からなかった。ここに写っている人々の80%が外国人である(ものの例えではない)。 木立の中へ入ると大きな鹿の像があり(最初はこのあたりの信仰にしばしば出てくる牛頭天王=祇園さんかと思った…

閑話休題

笠岡諸島:真鍋島で親しくなったノラ猫...若者を中心とした猫島観光は、各地ですっかり定着した。 過去10年以上、瀬戸内の旅を続けてきた(映像を通じた民俗・地理学の研究)。この2年間は関西沿岸の主として観光学的な取材で、兵庫・大阪・和歌山、そし…

春日大社へ

こちらはちゃんとした建物のある茶店(それでも基礎や建物周辺は仮設的である)、それほど大袈裟に言うほどとは思わないが茶粥が名物である。Leica M9のAWBはこのような条件では黄色っぽくなる...青い場所だと青くなるし、御しがたい性質=未完成なAWBといえ…

芸術家

道を歩かずに公園の土の上を歩く。林の中で不思議な光景に出会った...青年が自然石を絶妙のバランスを取りながら時間をかけて積み上げているのである。なるべくジャマをしないように撮影していると、だんだん修学旅行生などが集まってきた...それでも彼は動…

茶店

さて奈良公園を進む…ここの「茶店」とはこのようなものが多い。公園や境内のそこここに小屋がけしたり、どうかすると露天であったり、以前より半減したとは言えかなりの数の店が奈良公園一帯に見られる。 この店に入る(暑いのでしばしば休む)...この日は平…

興福寺:五重塔

ようやく奥へ進み、本堂と五重塔の間から南円堂を眺めた…講堂など修復工事はなされているが、まだまだかつての大伽藍は再生されていなくて空間が広い。 五重塔を見上げる…このあたりのゴーストやフレアなどの火線の出方がオールドレンズ(筆者が若い頃のレン…

賓頭盧(びんずる)尊

なで仏・賓頭盧尊者 已然として南円堂付近を歩き回る...南円堂横に賓頭盧堂がある。本来「なで仏」なのだが、ここでは撫でられすぎて摩滅するためか網がかけられている。参拝者は手がようやく入る穴からほんの少し触れる程度である。 一言観音堂の並びに西国…

南円堂

第九番 南円堂 : 西国三十三所 坂道を上り、右へ少し歩くと南円堂がある(左は北円堂=こちらは普段は公開していない)。藤棚が目印だ…フジの開花の季節は美しい。南円堂以外に一言観音堂や延命地蔵堂、西国三十三所の納経所・鐘楼などがこの一角に建っている…

奈良へ

近鉄奈良駅を出ると、奈良市一番の東向商店街へ入る…雑踏を少し南へ歩くと左への坂道がある。なんの標識もないが、ここが興福寺への裏口なのである。向こうに見える車止めまでが公道、それから奥は興福寺の境内となる。 法相宗大本山 興福寺 その境界には興…

寺巡り

大御堂観音寺 今日は小雨の中、近在の寺巡りとした...田辺:観音寺(普賢寺)の国宝:十一面観音像と田辺:寿宝寺の重文:十一面千手千眼観音像を拝観した。いずれも観光寺ではなく、静かな田舎の寺である。観音寺の蓮池のハスは小振りの花が真っ白で、雨の…

沖島の旅の終わり

路地を抜けると(西岸から東岸まで徒歩でたったの3分)もう港近くだ。今は埋立で浜は広くなったが、以前は背後がすぐに湖岸であった。沖島は湖の有人島という珍しさだけではなく、歴史の宝庫でもある。それらのお話しは次回としよう。 集落は大きいとは言え…

いっぷくどう

西岸の真ん中は東岸と比較的広い平地でつながっている(つまりヒョウタン島のくびれた部分の平地)...このあたりは人の住む家が多く、ここも現在営業中の民宿「嶋の家」だ。ここは自家製の鮒ずしが売りで、以前に浜から家の前で鮒ずしの仕込みの最中に訪問し…

エリ漁

行き止まりまで歩いたので、町の中心へ引き返す...西のウミを見ると琵琶湖名物エリ漁の仕掛けが見られる。やや南を向いているので、対岸は比良山系から左に低くなり比叡山系が見えてくる。 足元を見ると西風のため、風波が打ち寄せていて護岸の岩に砕けてい…

沖島総合自動測定局

更に湖岸を北へ歩く...北からの風が強く、葦がなびいている。初夏だというのに肌寒いぐらいだ…北の福井と滋賀の県境の山から吹いてくる風で、国境地帯は近畿でも有数の豪雪地帯で奥山の雪がまだ残っているのかも知れない。 正式名称:沖島総合自動測定局(水…

下水処理場と畑

短い西岸北向きの家並みを過ぎると(それでも営業中の民宿が一軒ある=ここでは自家製の鮒ずしが食べられる)石材採掘場跡へ道が伸びている。途中には島の下水処理場があり、漁師が生業である島民の「ウミを汚すな」の精神が感じられる。先般も書いたように滋…

西の浜に降りる

擁壁と最後の家の狭い隙間を抜けると、もう浜だ…ここから左に2-3軒の廃屋があり、行き止まりの道は草が生えて通行も困難だ。この浜への小径も右側は家が建っていた場所で、かすかに基礎や石垣が見える。左は野草に見えるが小さな畑である。 浜へ出て、浜…

沖島西岸を南へ歩く

西岸を南に…神社の山が迫っているため、4本の家並みの中では最も短い。しかし住んでいる家は多いため生活感が濃い…ある家の玄関には京都と滋賀の県境にある猿丸神社のお札が貼ってあった。沖島の島民は信心深いといつも感じている。 左が神社の山の断崖(家…

民宿:湖上荘

沖島南西側の道の終点...連絡船が就航した翌年の2001年、友人達と沖島に渡ったとき、当時唯一の民宿に無理を言って湖魚料理の昼ご飯を作ってもらった(東海方面から来た友人達は「鮒ずし」に目を白黒させていた)。ここもその後(連絡船ができたので釣り客も…