2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

池の鯉

本堂の裏手は深い森となっており、それを背景に色々な碑が建っている。いちばん目を引いたのは「日露戦役紀念」の碑である。天平時代から続く当寺からすればごく最近の碑となるが、実際は祖父の生まれた頃に近い年代なのである。 池の周りをグルグル回って写…

観音寺再訪

一休寺を訪ねる前に観音寺(近在では旧名の普賢寺でとおっている)に立ち寄った。もう落葉樹の葉は落ちてすっかり冬の様子である。私の庭でも例年より早く多く、サザンカの花が咲いている。 大御堂観音寺 本堂前の池の鯉も冬支度、動きが遅くなっている…山間…

一休寺再訪

昨日のテストに続いて三週間ぶりに近所の「一休寺」「普賢寺」にSIGMA sd-Qを持ってでかけた。三週間前は紅葉の始まりで、今回はお終いの時期で、先週あたりが一番だったものと推察される。それでもそこここにカエデを中心に紅葉はのこっていた。前回の一休…

SIGMA sd-Q

今日は考え(これは実地撮影で明らかにする)があって、カメラにとって過酷な条件でテストをしてみた。 今日の夕刻、曇り日の日没直後。これはjpeg撮って出し(絞りはF4.5)の画像だ。カメラの設定で彩度は一段落としている。 まずはjpegの中央部等倍切り出…

笠岡へ戻る

さて六島に向けて連絡船は住吉港を出発♪ 船内の方が快適かも知れないが、船旅は何度来てもオープンデッキが好い…風と多少の水しぶきを受けるが、特に好天時は小型連絡船のロール・ピッチを楽しみ、360度全開の海の景色を楽しむのが好きである。乗客は以前…

コスモス畑

山を下りて木津川河岸段丘上の恭仁京跡に立ち寄る…季節外れのコスモス畑が広がっていた。左の林に囲まれた場所が宮跡である(後に山城国分寺となり、それも廃寺となった)。平城京や平安京と違って、それまでの宮城は行政機関だけが建っていた比較的狭い場所…

海住山絵図

今回は寺の本坊も公開され、多くの寺宝が見られた…これはその中でも最も興味をひかれたもので「海住山絵図」とある。天平時代の創建の当時をのちの時代(江戸時代?)に描いたもので、全山に大伽藍が配されていたことが分かる。興味を持ったのは手前の木津川…

海住山寺

Nikon Z5のテストも兼ねて土曜日に近所の海住山寺に詣った。手入れの行き届いたモミジは真っ赤となり、天気も良く久しぶりの良き紅葉狩りとなった。何度も来ているが、山深い不便な場所のため今までは参拝者は多いとは言えなかった。しかし今年はコロナ禍に…

笠岡:住吉港

旅の始まりの笠岡:住吉港である。港周辺は昔の商港の猥雑な雰囲気がだんだん減って、スーパーや住宅に生まれ変わりつつある。それでもそここに港町の風情は残っている。 初めて来た頃からすると隔世の感のする待合室である。数年前までは駐車場もなく、待合…

諏訪神社の鳥居

元の浜が向こう、こちらは道路を付けるために埋め立てられた新しい浜である。この時奥の浜に鎮座する諏訪神社(本来は大國主か事代主かのはずだが、今は航海神である金比羅さんが主神)の鳥居が篤志家達によって新築された。日没は山のために早い。元の汀に…

天野屋旅館

廃業した多くの旅館の中で、どっこい盛業を続けている宿もある。名物のフェニックスが目印である。以前は石材関係者や行商人の宿だったが、今では釣り客やフラリとやって来る島歩きの人が泊まっているようだ(島の周りに絶好のポイントが幾つもあるらしい)…

閑話休題

今日、ひょんなことからCanon EF55-200mm/F4.5-5.6 IIがやって来た…欲しいわけではなかった(そもそも望遠レンズは使わない)が、amazonで急がねばならないモノができて、それが「お買い合わせ商品」だったため、どうしても2000円以上になる必要があり、サイ…

歯科医院

歯科医院もある…看板の古さを見ると先代の歯科医のあとを引き継いで診療を続けているようだ。島民に尋ねると、今は本院は白石島にあって、曜日を区切ってこちらの診療所で診察をしているとのことである。多くの離島では公営の診療所に交代で各科の医師・歯科…

大浦銀座

今回の旅日記は歩いた順番にこだわらず、印象のまま掲載していくことにした。 場所は北木島の大浦地区の旧商店街…旧と言っても新があるわけではない、往事北木島の石材採掘の全盛期(北木石は良質で貴重な資源であった)には、この地区だけで二千人からの人…

フィールドワーク

今年の1/29以来の遠出のフィールドワークに行った(近場へは毎週気軽に行っている)。コロナ禍のこともあるが、私自身が足首や手を痛めていたためでもある。今回は4度目の六島と3度目の北木島(いずれも笠岡諸島)である。天気も良し、体調も万全、六島は…

Nikon Z5

最近発売されたFFミラーレスカメラ(本格的な三強+Panasonicの対決)を店頭で触ってみた…Z6の時と同じで(α7-III/Z6/R)、評論だけでは分からない使い心地を試すために、今回はα7C/S5/Z5を比べてみたのである。一応各メーカーの「エントリーモデル」(と言…

ふたたび岩間寺

境内の奥は神の領域に入っていく(管理はお寺)。庫裏の裏側に小さな峠があり、そこに天狗杉の大きな朽ちた株がある…そこからが神の世界なのである。峠の先で道は分かれて右は石山寺へ通ずる修験の道、左は古い形式の鳥居を越えて水神社へ…峠であるから谷の…

南庭

さて一休寺訪問に時間を割いたが、そろそろ終わりにしよう。最後に最も印象に残った石庭(南庭)の景色のうち全体ではなく部分を二ヶ所見てみる。上は庭の横から撮った敷かれた砂、下は庭の向かって右端の蘇鉄の大木だ(いずれも望遠域で撮影)。全体を見る…

一休禅師墓所

霊園を抜けると元へ戻る。湯殿の横の目立たない空間に、観光地にはよくあるこんなものが置いてある。墓の横なので観光客は寄らない場所である...それにしても奇妙なもので、一休さんの顔の部分に顔を出して記念撮影は普通の演出だが、錫杖の先に大きな髑髏ら…

墓所

更に林を進めば、墓所にいたる…古い墓地には、能楽観世流当主のうち三名、そして近江源氏・六角氏の墓もある。大小の古い五輪塔が昔の南山城地方の遺風を感じさせる。 そして隣接地には一般の霊園が広がっている(どうやら無宗派墓地のようだ)…とは言えその…

放生池

境内を奥へ進む=往事はもっと広かったに違いないが、実際は境内を端から端まで真っ直ぐ歩いたら5分程度である=地図の外に放生池があり、蓮の葉が一面に池面に生えていた。晩春から初夏に来ればさぞ美しいだろう。 これはCanon RF24-105mm /F4-7.1の105mmF8…

開山堂

一休寺の元の妙勝寺を開山した大応国師を祀るお堂である(一休禅師が荒廃したこの寺を再興した)。地味なお堂だが往事を彷彿とさせる佇まいである。 曇っていたのと堂内に照明がないため暗くてどうかと思ったが、さすがに最新カメラ(Canon RP+Canon RF24-1…

一休禅師像

境内に一休禅師の像が二体ある(どちらも新しい)…高齢の一休と小僧時代の一休の像である。この寺ではお寺自身が名乗る通称「一休寺」に表されているとおり、人間である僧が神格化されており、観光に力を入れるようになって、なおさらそれに拍車がかかってい…

石庭

石庭(寺では南庭と呼ぶ)...植え込みの刈り込みなど、以前に来たときより丁寧な造りとなっている。左の屋根は一休禅師の墓所であり、宮内庁が陵墓に指定している。 境内案内 | 酬恩庵一休寺 方丈(他の寺では講堂と呼ぶ場所)の軒に下がる鐘(梵鐘ではない…

方丈

境内案内 | 酬恩庵一休寺 さて先に進むと、方丈という建物に入る=観光参拝者はおおむねここで受け入れている。ここに土産物(なかでも一休寺納豆)のコーナーや喫茶・食事処などがあり、石庭・茶室も整備されていて、それほど宗教的な空間とは言えないにし…

松と塀

拝観料を納める(大人500円)…最近では木津川の下流方向、すなわち京都市に近い方へ行ったためか、新型コロナ対応が厳重となっている。マスクは強制着用で拝観時間も短縮されていた(上流の岩船寺などは普段と同じ対応)。名物の「一休寺納豆」は境内の中…

一休寺全景

境内の全景の絵がある…山門は左下隅にある。かなり広く描かれているが実際は森や林が多く、ありがちなことだが伽藍図には少し誇張がある。山門をくぐり、参道をまっすぐ進むと志納金納め所(つまり拝観料)があって右の境内に入る。奥の墓地へのお詣りは無料…

一休寺

明日天候が崩れるということで、今日は近在の一休寺(これは通称で本来は酬恩庵)へ久しぶりに行ってみた。以前来た時より断然観光的な整備が進み、観光参拝者が増えていた。紅葉も少し始まり、あと十日か二週間で境内はモミジで赤く染まるだろう。 今から2-30…