2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

追分け

先へ進めないため、旧街道をムラ中へ戻る。そして乾谷の追分けに…昔の街道は多くの場合、集落内で鍵のように曲げられている(直線にしないのは軍事戦略上の目的=見通しが利かない)。左はムラの中心から以前に紹介した東谷地区~枚方方面への道、右へ曲がっ…

旧街道の終焉

街道の擁壁に近づいた…大規模な国道163号線のバイパス工事のようだ。旧街道は道の先で途切れ、半高架の下をトンネルで左へ抜けるように付け替えられた。旧街道のバイパス道路が163号線、それのバイパスが準備されているのである。いずれ隣の柘榴地区にも伸び…

Canon EF20-35mm/F2.8L

EF20-35mm F2.8L またしても懲りずにフィルム時代のレンズに挑戦(1989年当時、18万円程度で売っていた高級レンズが、今や2万数千円である)してみた。今までは全て1本1万円以内としていたが、これは別格に高かった。しかし特殊な目的となる焦点距離のため…

旧街道へ

ここでも本堂の隣の高台に墓地はあった。まだ確認はとれていない(暑くて歩き回るのが困難)が、ムラの規模に比べて墓石の数が少なすぎるため、両墓制の遺風が残っていると想像される…涼しくなったらムラ外れを歩いてみよう。 そして草茫々の旧街道に入る…以…

野焼き

光明寺本堂...柘榴:極楽寺と同様にこぢんまりと整頓された境内で、本堂・庫裏などしか見あたらない。やはりムラで一番の高台にあり、裏は山頂に近い森が続いている。 眼下の畑で野焼きをしていて、草の焼ける香りが気持ちよい…最近は野焼きも届け出でをしな…

「神々の黄昏」

連休中は雨が降ったり止んだり晴れ間が出たりと、天候がとても不順だったが、夕刻表に出ると、東の空に雲を背景に大きな虹が立っていた。そして西を見ると昨日の夕刻と同様に、いや昨日以上に輝くような茜空が望まれた…「神々の黄昏」。そろそろ遅い梅雨明け…

光明寺

さて柘榴地区を終えて、旧街道を東へ行くと次の集落・乾谷に着く(ここが筆者宅の親村にあたる)。まずはやはりムラの高台にある、ここの檀家寺「光明寺」へ長い階段を登っていく(先の極楽寺と同様に観光的色彩はまったくない)。住職一家と檀家の人達によ…

参り墓と屋敷

極楽寺境内の裏にムラの参り墓がある=画面の右に更に古い墓石が沢山立っている。場所がなくなって崖のふちに比較的最近立てられたのである。街道筋の字らしく本陣らしき家がすぐ下に建っている。 その家を表側から見た…まだまだ格式を保っている。旧街道は次…

極楽寺

車を置いてムラ中を歩く=街道から見ると狭く見えたが、谷筋や尾根筋にぎっしりと家が建っている。全体は坂道で一番高い場所に、この地区の檀家寺「極楽寺」が見えている。山がちの近隣ではどこの集落でも寺や神社は高い場所かムラ外れに建立されている。こ…

ふたつの結界

下の墓地から山を上がる…どうやら中腹にも墓地があるようだ。途中に掃除や献花用の簡易水道があり、その前に竹を倒して結界があった。これは立入禁止のためではない、故人の魂が下りてこられないように竹という神性のある材で阻んでいるのである。古来より故…

六地蔵

首切り地蔵の横には六地蔵(ろくじぞう)が祀られている…黄泉の国への旅立ちを見送る。それ以外にも古い石仏や石碑がいくつも並んでいた。 そして奥の埋め墓群…当尾と同じく最近の建立のものも混じっている。そして左の山を登るとそこにも同じような景色が広が…

埋め墓へ

ほとんど全国的に衰退した両墓制の埋め墓を先日、当尾で発見したが、私の家から車で5分の集落でも現在も続いている墓地を訪ねた(以前から場所は知っていたが、過去の遺物と勝手に決めていた)。旧街道を行き(見えないが左の段丘下に新国道の163号線が走っ…

SONY-α100

今日は晴れて暑いので、撮影には出かけずに往年のα100とSONY DT18-70mm/F3.5-5.6レンズの簡単テストをしてみた。詳細テストは友人から譲り受けたときにしているので性能は分かっている。2006年発売のコニカミノルタから事業を引き継いで初めての一眼レフモデ…

柘榴 極楽寺へ

柘榴集落の旧街道(現在の163号線)、とっくに閉店した店の跡から歩き始める。40年前は人口の少ない寂しい田舎だったが、近隣の開発につれて土地が売れ、大きなお屋敷も建った…右は山で、その斜面の狭い敷地に折り重なるように新築されていく。小径へ入る…

山門

見てのとおり浄瑠璃寺の格式からするとこぢんまりとした裏門のような山門である…ひょっとしたら元は別に門があったのかも知れない。回りには鳥の声しか聞こえない。ここは境内に入るには無料(本堂のみ拝観料あり)のため、出たり入ったりは自由なので中途で…

参道の前後を見る

参道の真ん中あたりから山門方向と、後ろを向いて、今来た道を撮影…28mmワイドのため遠く見えているが全長100mあるなしである。山門はこの格式の寺としては異例に小さく、おそらく昔は参道の入り口付近に仁王門、そして参道の両側に各種のお堂やお社、あるい…

梅雨の一日とZUIKOレンズ

今日は妙な一日だった…朝は激しい雨が降り、昼には曇り空になる。庭に出ると不思議なぐらい今年はカタツムリが増えている...先日来、気にしていたのだが、この三日ぐらいは雨ばかりなので庭には出ていない…その間に数だけではなく姿も大きくなってきた。 庭…

TAMRON SP90mm/F2.8Di

昨日、小雨の夕刻撮影した。私の持つ唯一のEF望遠レンズ=望遠域は24-105mmの望遠端あたりで充分こと足りる(まさかの時のためにSIGMA 70-300mmは持っているが使ったことはない)が、正確な寸法や比率を再現するためにこれを持っている。1979年から今にいた…

参道を奥へ歩く

参道入り口周辺の数軒の店をすぎると、もう山門までは50mぐらいである。道の左は山に連なり、元は何か建物が建っていたらしく石垣が組んであるが、今は草木に覆われている…中央の大きな木やアジサイは植えられていたものだろう(参道の近辺は人手が入ってい…

参道の土産物店

参道に唯一の土産物店がある。土産物と言っても基本は陶器屋で(陶器の産地という訳ではない、見ると信楽焼が多かった)、その他の安価な手工芸品や地元産の豆や葛粉等の農産品も置いてある。この店だけではなく、なぜかノラネコが多くて、飯屋の女将に聞く…

参道の茶店

僅かに100mもない参道だが、三軒の茶店/飯屋がある。一軒は開いているのを見たことがないので廃業したのかも知れないし、観光シーズンだけの季節営業かも知れない。あとの二軒は客の来ない平日も開けている。どちらも浄瑠璃寺に合わせたごとく庭や門前に多く…

三重塔開扉

三重塔開扉といっても、このとおりで中はまったく見えない。もちろん壇上に上がって覗けば暗闇にも目が慣れて秘仏:薬師如来像は見えるのだろうが、壇上に上がることは禁止で、離れて参拝するしかない。 近づいた…内部は照明はなく外からの光だけが頼りだが…

浄瑠璃寺

このところの豪雨の合間の今日、久しぶりに天候は回復し、薄曇りの中「近所への旅」を再開した。浄瑠璃寺は4月/5月と来て、今年三回目の訪問だ…特別に「花の寺」を標榜していないが、弁天池の周りの散策路は野や山に生える草木を自然なかたちで配しており(…

岩船寺 鐘突堂

三重塔脇を抜けて鐘突堂に立つ…ここで小雨の中スケッチしている人に会った。確かに通り抜けてきたアジサイのトンネルと高台から見る塔は良い景色だ…その景色を撮るのも私の技。 ちょうどこんな感じ、これから塔方向に下りずに左の更に高台に上がる。ウチから…

Canon EF24mm/F2.8 1st

ズームレンズに続いて長く眠っていた単焦点レンズも試してみた=EF24mm F2.8 の1stタイプ(1988年)である。現行品ではない。コンパクトでAF速も遅くない=ズームと違ってエレメント全体が軽いせいか、あるいはインナーフォーカスのせいだろう。 6D/F5.6で撮…

NIKKOR 24-120mmF3.5-5.6D

NIKKOR 24-120mmF3.5-5.6D...先週、梅雨の晴れ間を利用して、私が思う名レンズであるこれを再度テストしてみた(特に遠景の描写が良い=無限遠を絞り開放で撮るという、かなりレンズにとって過酷な条件が私の詳細テストの項目に入っている)。このレンズもレ…

岩船寺境内の奥へ

弁天池を回って三重塔の直下へ…アジサイに混じって見慣れない花が咲いていた。小雨に濡れて塔を背景にいい雰囲気である…Canon EF20-35mm/F3.5-4.5の35mm絞り開放=周辺光量が落ち、パースも強調されるために雰囲気が実際よりよく出ている。 塔を越えて道は続…

NIKKOR 24-85mm/F3.5-4.5G

調べてみると2012年発売のD600のキットズームが、まだ現行品であった。同じ型番の旧ズームより口径が67mm-72mmと大きくなっている…Nikonの良くない習慣で、同じ型番で前期・後期・初期型などとマイナーとは言えない変更(例えばレンズ構成の変更)も含めてレ…