Canon EF20-35mm/F2.8L

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EF20-35mm F2.8L

またしても懲りずにフィルム時代のレンズに挑戦(1989年当時、18万円程度で売っていた高級レンズが、今や2万数千円である)してみた。今までは全て1本1万円以内としていたが、これは別格に高かった。しかし特殊な目的となる焦点距離のため新品同様である(筆者もこれまでほとんどワイドズームは使わなかった)。

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20mmF5.6での撮影。すばらしくシャープに写る…厳密なテストでは20mmの場合、四隅はF11までスッキリとピントが来ないし、周辺光量も落ちる(これはF4で解消)。絞り開放から画面の80%は良像と言え、F5.6で95%完了する。まず普通の撮影なら問題ないだろう…ただし安価で小型のCanon EF20-35mm/F3.5-4.5と画質ではあまり変わらないので、外へ持ち出すのはそちらになり易いだろう。良い点は歪曲が小さいことと四隅を無視すれば1-2段明るいことだ=これはボディの感度ゲインでカバーできる範囲なので有利というほどでもない。最大の美点は造りがシッカリしていて丈夫だということか…逆光=今日は午後から曇ることが分かっていたので植木の下から空を見上げての撮影となった。さすがに派手なゴーストが出るし、画質の低下も見られる…このような極端な撮影をしない限りは問題ない範囲であろう。

*注:今までのテストの全てはレンズガードフィルターを取り付けての撮影である。フィルターを外せば反射面が二面減るため、もう少し良い成績かも知れないが、実際のフィールド撮影では必ず保護フィルターを付けているため、そのようなこととしているのである。読者の関心とは別に筆者にとってのテストでもあるからである。

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中古品のためフードが無かったが、在庫のFD20mmF2.8用のバヨネットフードを試すとピッタリ取り付けられ、ケラれもなかったので晴れた日は嵩張るがこれを付けようと思う(前玉の突出がないためそれなりの効果がある)。

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下がCanon EF20-35mm/F3.5-4.5、上の17-40mmF4Lより20-35mmF2.8Lは更に大きい。しかしLレンズへの信頼性は高いのも事実である。

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