コシナのライカマウントレンズとしては最も古いクラス(2000年/29000円)のテストをしてみた。このレンズはPタイプ、P-II(現行品)と、ほぼ同じエレメントで来た超ロングランの名レンズである。
絞り開放でもピントの合った部分は画面の隅でも充分使える画質だ...M9の癖でアンダーになる。少しオーバー気味に撮りたい。 下は切り出し...絞り開放、ここから絞っていくと深度が深くなり画像の締まりも良くなっていく。
1m/F5.6/ISO160での撮影、このようなものはピント合わせが難しい(慣れが必要)。風が吹いていて一部はブレている。 下は切り出し...近接でこれだけ出れば上等であり、ここらあたりがロングランの理由なのだろう。背景を軟らかくボカすような撮影以外ではこのレンズで充分と思う。小型で軽量なのも◎。
逆光にもとても強い。F8で南中過ぎの太陽をまともに入れてもほとんど大丈夫だ。まだ(たぶん製造は止まっていると推測)P-IIタイプは33000円ほどで売っているので試してみるのが良いだろう。