西国三十三所巡り

昨日は好天の下、しばらく休止していた「西国三十三所巡り」を再開した。今回は二十一番の亀岡:穴太寺と二十番の長岡:善峯寺である。上は穴太寺の本堂内で、また別途アップしたいが、境内の新緑が美しく、庭園も公開されている。下は善峯寺の如来堂、ここは境内が広く高低差もあるため変化に富んでいる。今から十五年ぐらい前に三十三所のほとんどを回ったが、その間に少しづつの変化も見られる(整備改修が進んでいる)。2年前から始まった二度目の三十三所行脚、最初は3年計画だったが、4年間はかかる目算である。

久しぶりにミラーレスカメラでの撮影となった。金曜に鳥羽:菅島を3時間半歩いて、1日おいての歩き(二ヵ所合わせて4時間)なので軽さを優先したのである。レンズも28mm単焦点だ。

 

OLYMPUS E-30 ZUIKO 14-42mmF3.5-5.6

きのう遠出したため今日は休息…先日テストした別の一眼レフをアップしよう。OLYMPUS E-30とZUIKO 14-42mmF3.5-5.6である。程度は中古ABといったところだ。

夕刻の日陰…絞りF5.6/14mm/AWB。まずは良好、古いが(2008年)よくまとまっている。絞ってもそれほど向上しないが開放から充分に使えるレンズだ(これも4/3のメリット)。

下は中央部の切り出し…この条件を考えると上等な描写である。4/3のやむ終えない特徴としてボケ味による立体感は期待できないが、クッキリ感は別の意味での良さと考えてよい。

望遠域での近接(やはり夕刻/F5.6開放)、そうとう暗い場所でもピントは合うし、ボディ内手振れ補正も強力である。

これも花の切り出し…望遠42mmならボケ味も出せる。4/3ならではの収差ボケではない「真性」のボケである。

晴れた日、42mm望遠端で絞り開放(F5.6)での画像。開放でも全面にピントは来ている。

切り出し…これも最高級とは言えないまでもかなり良好な写りである。フルフレーム一眼レフとなると、このような場合のピント位置には気を使わないと合焦点を外れると軽くボケてしまう。つまり4/3に力を入れているのには訳があり、センサー面でAF/AE/AWBを完了させるミラーレスと異なり、一眼レフの合焦に気を使うことの少ないフォーマットが欲しいためである。APS一眼レフは各社ともフルフレームの小型版の位置づけだが、4/3は規格として小フォーマット、テレセントリック特性の追求というコンセプトのあったカメラシステムだからなのである。かえすがえすも4/3が消えたのは惜しい限りである。画素数合戦や大フォーマット移行は間違いではないが、小フォーマットの意味も小型化だけではないのである。その後のm4/3の繁栄も小型化だけではない。

 

Tokina 100mmF2.8MC

昨年のSIGMA 24mmF3.5 DG DNに続き、今年の「ふるさと納税」返礼品が埼玉:三芳町からやって来た。TAMRON SP90mmはCanonマウントで持っているので、今度はNikonマウントとした。残念ながらDレンズのためにボディモーターでの動きはやや遅く賑やかになる。そしてボディとレンズのカプラーの精度が少し合わなくて装着が硬い…セットされれば問題なく動いている。また久しぶりの金属製レンズで、なかなか重く感じた。ただし造り込みはかなり良好。Nikon D750で簡単テスト、じっくり使ううちに別の面も分かるだろう。

無限遠・絞り開放F2.8...ボディの設定かも知れないがやや軟調である。

真ん中を切り出した…少し手前の電信柱にピントが来ていて、SP-90と10mm違うだけで、この距離でも差が出るのである。確実に中央一点AFで写すことだ…もちろんF5.6程度にすれば分からなくなる。

家の前の木を写す(F2.8)。絞り開放だとやや甘く(SP90に比して)ここでも少し絞りたい。それにはやはり10mmの焦点距離の差があり、開放ともなるとピントの外れた部分の崩れが見えてくる。

庭での近接実写、非常に的確にピント合わせができる。ここらあたりはさすがにマクロを謳っている能力だろう(F5.6)。さて貰ったは良いが、SP90と共にどんな使い方をするかが問題である。一眼レフ+ワイド単焦点レンズ+望遠マクロか?それには重すぎる。

 

浄瑠璃寺

きのうは曇り空の下、いつものように浄瑠璃寺へ散歩に出かけた=2時間休み休みながら歩いた。門前に着くと大型の観光バスがやって来て、20名以上の団体客を降ろしていた。滞在時間はだいたい1時間(住職の講話も含めて)ぐらいで、この後もう一組の団体が入って、平日なのに大盛況である。何回も来ているが始めての光景である。

カメラはOLYMPUS E-30で、2008年当時としては珍しい一眼レフ+ライブビュー撮影+バリアングルモニターができたカメラで、それを生かした撮影をしてみた。ライブビューはAFで多少迷うが、スナップではないシーンでは問題ない(迷ってもピントは合う)。アヤメが低い位置に咲いていたのでローアングルで撮ってみた。向こうは本堂、この間に大きな池がある。境内の景色も2週間前に来たときと変化があって次々と花が交代していく。野趣満点の造園だ。

国宝の三重塔の下で…毎年、新緑と紅葉の時に等の周りから写真を撮る。狭いと決めつけていた4/3(これはPanasonicのLive-Mosセンサー)のダイナミックレンジは思ったより広くて、このような絵も簡単に撮れる。

こちらは別の角度からシンクロさせて撮ってみる…OLYMPUS E-30とZUIKO 9-18mm/F4-5.6のテストも兼ねているのである。

このようなシステムで撮影…バッテリーグリップは友人からOLYMPUS E-5を譲ってもらった時に付いてきたもので(なぜか「非売品」と箱に書いてあった)、少なくともE-3/E-5/E30に矛盾無く付けられる。このあたりはOLYMPUSの見識だろう。バッテリーも4/3-m4/3で一貫して2種(それぞれ容量の大小モデルはあるが互換性は完全)で通したのも見識である。E-3/E-5につけると重すぎてメリットも半減するので、やや軽いE-30に着けることにしたのである。

 

OLYMPUS E-1 彩度

先日のOLYMPUS E-1の色彩については驚いたが、冷静になりボディ設定を確かめた。個性的な彩度設定には青B、緑G、赤R、人肌H、ノーマルNが選択できて、買ったときのまま撮っていたらBだったため、青くなりやすいコダックCCDセンサーは更に青くなっていたという顛末だった。この選択肢と別にコントラストやシャープネスの高低で(+WB)画像調整をはかることになる。レンズはZUIKO 11-22mmF2.8-3.5、F5.6/AWB/コントラストは+1/シャープネスは標準(以前の所有者の設定のまま)。

ブルー…このシーンでは比較的おとなしい。古い時代のセンサーとしてはダイナミックレンジが思ったより広い。

グリーン…明らかに緑が全面に出ている。このポジションでも「緑の魔界」のような絵が撮れそうだ。

レッド…それほど赤くはないが、このセンサーは温色の多いシーンでは赤さが強調される傾向もあるため、夕方ではもっと効果が顕著にでるだろう。

人肌…かなりおとなしくなって自然な色味になっている。しかし面白味には欠ける。

ノーマル…このポジションのみ彩度の高低調整ができる。ここは-1だ。まずこんなところが普通の画調なのだろう。前の所有者が設定していたのは正しい経験値だったと思われる。結論としてBとNの組み合わせで多少のコントラストやシャープネスの調整、WBの変更などをしていけば、かなり面白い絵造りができるだろう。ダイナミックレンジが広いことも今回のテストで分かったことも収穫であった。

 

Leica M10 / Tri-Elmar 28-35-50mmF4

友人からのテスト依頼があって(M9では済んでいる)M10での撮影をしてみた。

Leica M9に比べるとダイナミックレンジも広くなり、色乗りも自然になっている(F5.6/AWB/28mm)。赤が飽和気味である。

切り出し…まったく悪くない。場所がゴチャゴチャしていて分かりにくいが、単焦点レンズと変わりない。

さらに細かなものを撮る(F5.6/AWB/距離5m)。中央だけではないことが分かる。下は右端を切り出したもので、周辺部まですっきりピントが来ている。

 

OLYMPUS E-1で近所撮影

今日は昼から晴れたので、晩春の空気と景色を撮るために近所を回った。まず前にも登場した出作り小屋へ寄る。もう夏の雰囲気だ。わびしい場所に見えるがちゃんと草刈りはしていて耕作放棄地ではない(しかし休耕中)。OLYMPUS E-1のAWBとエンジンはプロ用とは思えない奇妙な色に写る=変に設定を触ると余計におかしくなる。こんなものと思って撮ると、ちょっとシュールな個性で面白い。

裏側へ回って撮る...ナンテンが伸びていた。こちら側にドアがあり、中に入れるようになっている。

ふとナンテンを見上げて撮った…晴れてはいたがこんな色ではない。高圧鉄塔が田圃沿いに延々と建っている。この町への供給ではなく、若狭の原発か富山のダムから大阪へ伸びているのだ。

遠景から小屋を見る。道の両側は今も耕されている。これから畑や田圃に作物が植えられるのである。立っている場所にも以前は小屋があったが、生えていた樹1本を残して整地された。それでも田畑の耕作は続く。筆者もしばしば農協の購買部で地元の京野菜や果物を買っている...家の近くに特定郵便局しか金融機関がないため、農協でも預金口座を開くつもり。

上の場所を振り返って撮影、シュールである。最近に擁壁ができて何が建つのかなと思っていたら、意外なことにその上は広大な畑であった。

www.olympus.co.jpOLYMPUS E-1、2003年のリリースでプロ用を謳っている。コダックの500万画素CCDセンサーが好い。経年変化でゴム部分が怪しくなっているために、スペアがもう1台ある(当然ながら修理はもう利かない)。レンズもシリーズの中で最も気に入っているものなのでスペアをこの度買った…今日はそのテストの意味で取り付けた。

 

 

Nikon D800 + NIKKOR 24mmF2.8D

今日は撮影に行くつもりだったが、きのうとはうって変わった雨模様のため、きのう多くのカメラで撮った簡単テストのひとつを出してみよう。10年ぐらい前に買ったD800だが、機構ブレを嫌ってあまり使ってこなかった(今も新品同様)…しかし種々の設定で試して、概ね手持ちでも大丈夫な状態となっている。フィールドに持っていくには単焦点レンズ(特に軽いDタイプ)が良いと考えてテストしてみた。確かに合焦にいたる作動は賑やかで動きもスムーズとは言えないが、モーターを内蔵しない分、軽く小型にできるのである(私のNIKKORレンズ群もDが多い)。

さて玄関前を例によって撮影(F5.6/AWB)…順光の写りそのものは新しいGタイプのレンズと変わらない。絞り開放から1段絞れば完全にOKである。

上の切り出し…ここでも良い感じに写っている。作動音以外は問題ない。これからはDタイプの単焦点=20/24/28/35/50/60MC/100mm(これだけトキナー)を駆使した撮影も増えていくだろう。

しかし太陽を画面に入れた完全逆光となると、古いレンズ設計・古いコーティングのために一時代前(二時代?)の絵となる...筆者はこれも逆光感があって悪くないと思っているが、一般的にはナノクリレンズにはまるで敵わないだろう。もちろん、このような極端なシーンでなければ気にするほどではない。

 

海住山寺-2

境内を奥へ進めば、緑の林の中にモチツツジの花が見たこともないぐらいに見事に咲いていた。山に生えていた木を大事に世話をして、ここまでになったのだろう。もともと植樹するような木ではない。

何年もかけて山に植樹をしたり、山の自然な植生を守ったりしながら境内の手入れをしているのである。ここでユリの球根を植えていた職員(檀家の人かも知れない)の人とも寺や土地の歴史や文化などの色々な話をした。どうも「森林の寺」を指向しているように思われる。それほど深い森に囲まれているのである。

展望台(海抜200m)、と言っても今のところこの一角しか展望はない。眼下に恭仁京国分寺跡、恵比須神社、木津川、そして鹿背山とその山塊、向こうに奈良の市街地や平城宮跡が霞み、遠くに葛城山系が眺められる。ここに座ると天平時代の人々の眺めた景色への価値観が分かるような気がする。

2時間ばかり歩いたので、そろそろ下山することにした。銀色に輝く新しい本堂の瓦が新緑をより映えさせているようだ。

 

海住山寺

海住山寺 | かいじゅうせんじ

今日は薄曇りの天気のなか(撮影にはちょうど良い)やはり近在にある海住山寺を訪ねた。20年ぐらい前から毎年のように来ているが、ほんの少しずつ変化している。最近では本堂の屋根が改修され写真のとおりきれいになった。境内もだんだん整備されている。

ここでも新緑が綺麗で、山寺の境内を吹き抜ける風にモミジの若葉が揺れていた。

こちらは国宝の五重塔、少し傷みが見えてきているので、おそらくもうすぐ改修されるだろう。若葉が緑に混じって赤いカエデも(うちのカエデにも赤い葉がある)今年も元気である。

撮影機材はこれだけ…糸カビレンズの試写も兼ねている。予想通りハレはなく、しかし写りは今ひとつ(実用の範囲内)のレンズであった。しかしこの22-55mmと言うのが使いやすく、そして小型軽量、また使うことだろう。先日カメラ店PanasonicのS5の20-60mmを覗いた時も「これは良い」と感じたものだ。Canon R系で20-40mmのパンケーキが噂されているので、少し距離を置いているミラーレス用に1本買ってもよいとも思う。