岩船寺から山ひとつ越えた浄瑠璃寺へ寄る...裏山の道を歩けば20分で着くのだが地道なのと草が生い茂っているために雨上がりは歩けない。自動車なら車道が遠回りとなるため(やはり道は細い)10分程度はかかる。こちらは観光客はぐっと少ない。
参拝客が少ないにも関わらず参道の両側に食堂や茶店があり、なんとか商売を続けている。馴染の食堂で昼ご飯を食す。
参道には夏草が茂っているが刈りこむ様子はない。あくまで自然を取り込んだ風情なのである。
しかし道の両側にはそれなりに植栽を作っている。季節季節で色々な花が咲き、秋になれば紅葉していく。
境内も地味のひとことで、観光客の少なさもあり落ち着く。
国宝の本堂前に大きな蓮の群落があり、梅雨の風情を醸し出している。
そして本堂前正面には虫食いだらけの芙蓉が植わっているが、殺虫はしない。あくまで自然体で放っておく、あと1ヶ月ぐらいでたくさんの花が咲く。
本堂の端で例によって猫が寝ている...国宝の上での贅沢な昼寝である。
陽のあたらない場所では羊歯が繁茂している...もちろんそれとなく手入れされての群落である。
重文の三重塔、さすがに完全な逆光では賑やかにフレア・ゴーストが出るが、これで良いのである。
三重塔から本堂を眺める。さていつになったら本堂の障子を開けて、ここから九体仏を拝ませてもらえるのだろう。
暑いので午後3時、帰り支度を始める。参道の土産物屋もそろそろ閉店するようだ。
m4/3を見直した...かなりリアリティな絵を出すことが分かった。情報量という点では35mm判にかなわないが、リアルな雰囲気は思ったより良いと感じた(もちろんピーカンなら△になる)。思わず便利な小型ストロボのスペアを発注した=LUMIX GX8はシルバーも持っているし3500円程度なのである=FUJIFILM X-T1にも同じようなストロボが付いていたが、各社このような簡単で小型のボディ給電の製品を出してほしいものだ。