またこのセットで出かけた=28mmより26mmの方が画角的に使いやすい(性能が良いという訳ではない)のである。
今日は天気が良くなったので(晴れたり曇ったり)寒さも一段落、近所の浄瑠璃寺へ就く。駐車場が満車になるぐらいの人出で、おそらく紅葉を期待してのことだと思う。
こちらは寺に着く前の古くからの墓地で...古い墓石だけではなく両墓制も続いている。
浄瑠璃寺参道にて。門前の飯屋で当地の新米のおにぎり3個+おかずを食べて山門へ向かう。短い道のりだが両側に色々な草木が植えていて季節により景色が変わるのが良い。今がヤツデの新芽が伸びるのも今日分かった。
そしてナンテン(自宅にもたくさん生えている)と当尾の甍、平和そのものである。中世から現代の戦乱に巻き込まれることもなく、南山城地域の寺には国宝・重文の仏教美術の像や建物が多く残されている。この度、この地域の11ヶ寺が手を結んで文化財の保護と啓蒙を進めることになった。実際は観光的な要素が大きいが、それでも進歩と云えるだろう。私も最後のテーマとして木津川流域の文化景観を撮影していくことに決めている。
池は落ち葉だらけだ...寒さにより亀は姿を見せず、鯉も動きが鈍く寄ってこない。もう冬だ。
寺務所横の植え込み、ここでも色々な木々が繁茂している。藤原期(平安末期)の造園とされているが、近在の寺の中ではピカいちだと思う。
本堂(国宝)前に帰化植物が最後の力で種を作るべく花を咲かせていた。ここでは偶然飛んできた草木も雑草として刈り込まない...「雑草と云う名前の草はないです」昭和天皇の言葉である。 26mmㇾンズ、シャープさとボケ味のキレイさを持っている。単焦点レンズは造りやすいのだろう。
本堂の周りに多く植えられている芙蓉は花は終わって種が熟そうとしている。これも毎年の景色だ。
本堂から池越しに対岸の三重塔を見る。紅葉はまだ始まったところだ。しかも色がくすんでいる。今年は夏の暑さが長引いたせいか、このまま茶色になって落葉するのかも知れない。
池の南端に沈んでいる先代の池の掃除用の木造船。構造は琵琶湖の田船である。現役の船は長良川系の船で陸に上げている。