遠目にはまだ春の雰囲気はないが、あと1ヶ月もすれば花が若葉が枝を覆うだろう。
国宝:三重塔に行く...例によって裏側に廻って、塔と木々の対比を撮影。これも新緑の頃、紅い塔と黄緑の葉のコントラストが美しい。
塔の階段を下りて池の畔から本堂を眺める。ワイドレンズなので遠く見えるが、本堂の障子を開けて九体仏が見える様子が想像できる。池畔には蘆荻がそれとなく残され、昔の池の周りの風景を彷彿とさせる。
池畔を振り返ると塔がすぐ上に建っている。塔の前から本堂を眺めると九体仏が水面に映って見えるのではないかと想像させられる。古い友人の老人ふたりが同じ風体で何やら話しながら階段をゆっくりと上がっていく...良い景色だ。
池を少し回ったところに石のベンチがあり、そこで休憩...そこから座って三重塔を見た景色、自然な庭園が完璧なまでに造られているというものだ。夏はここの照葉樹の影で休める。
そして池の餌場、鯉は暖かさで動き出した(錦鯉でないところがいい)。亀はまだ水底に沈んだままである。このあと金色に輝く本堂の九体仏を拝観し(修復されピカピカだ)浄瑠璃寺を後にして次の目的地「海住山寺」へ向かった。