浄瑠璃寺へ ③

三重塔の裏側から...やはり完全逆光ならハレる(F5.6)。絞って撮るとずっと軽減されるのだが、少し時代遅れのレンズ構成なのだろう。

塔の前から九体堂を見る...九体仏の修復を終えてもうすぐ九体全部が揃う(今は1体が東京国立博物館に展示されている)。紅葉見物も兼ねて次回は11月なかばに訪れよう。

少し黄色く紅葉しているように見えるが、ここでLeica M10のAWBの弱点が出る。本当の記憶色はもう少し緑が濃く紅葉はまだである。

こちらは池畔から三重塔を見上げた。右のカエデは紅葉を始めているが、その他の木々はまだ緑が勝っている。今度はAWBではなく「晴れ」のポジションで撮ってみよう。

たぶん近所の老人夫婦が散歩がてらに歩く(私も老人だが)...松の木の上にある太陽の光に反応してハレが出ている。フードはしていないが奥目レンズなので大丈夫と思った画角外の光でもハレる...フィルム時代はこんなことはなかったのだが...思わずレンズが曇っているかと疑った(曇っていない)。これは大きな課題である。

老夫婦の覗き込んでいた池...餌を期待してたくさんの鯉が寄ってくる。もう亀は寄ってこずに甲羅干しだ。同じ冷血動物でも行動が異なる。

さて2時間ばかり境内を歩いて(普通に歩けば30分)帰りの参道のヤツデを見ると珍しく地味な花を咲かせていた。

上の写真を切り出す...とても精緻な絵を生み出す。RICOH GR28mmF2.8Lの面目躍如と言ったところだ。

これで浄瑠璃寺散歩は終わり...また瓦屋寺に戻る。