浄瑠璃寺へ ①

今日は天候も良く、平日でもあり、近在の(車で30分)浄瑠璃寺に写真散歩に出かけた。参道の入り口、相変わらず賑やかではない。RICOH GR28mmF2.8Lレンズは少しハレている。フィルム時代のRICOH GRのレンズをライカマウント鏡胴に入れたものだが、1998年のレンズなので最新レンズに比べると逆光に弱い面がある(ピントは◎)。今回はすべてF4~5.6で撮影した。

参道には1軒の土産物店と3軒の食堂があり、なんとか門前の体裁はある。土産物店は焼き物が中心で怪しげな神像や仏像なども扱っている。ここに窯元はなく見たところ信楽焼が多いと思う。

食堂の1軒は観光シーズンの土日だけの営業で、隣の1軒は年中無休だ(今日は何か用事でもあったのか臨時休業)。その店の前で何匹もの半ノラ猫がひなたぼっこである。近づいても逃げない、幸せな日々を送っているのだろう。右の猫はイビキをかいて寝ていた。

猫の寝ている場所から振り向いてバス停の方を撮影、正面の建物の向こうが駐車場で、1日300円だ...寺への入山料は無料で私のような散歩にはちょうどいい。

短い参道には色々な草木が植わっていて好い感じで歩ける。

参道の真ん中あたりにもう1軒の茶店があり、以前に1回入ったことがあるが、どこからか古民家を移築してきたように聞いた。

参道の木々で特徴的なのはアセビである。花も咲くし実もなるが毒性があるため虫にやられず、いつも青々としている。馬酔木と書くのもそのような理由だからだ。

山門に着く、マスク着用云々の張り紙なくなり、代わりにハチに注意の看板が出た。門の向こうに緑の別世界がある。境内全体が藤原時代(平安後期)の庭園なのである。国宝の本堂ならびに九体仏の拝観は有料だが(3回ばかり拝観した)庭園は無料なので何十回も来ている。

使いやすいLeica Mボディである。しかし依然としてAWBは頼りない...緑色がスッキリ出ない、特に逆光時。