Nikon Zfで醍醐寺へ ①

Nikon ZfとNikkor Z 26mmF2.8のテストを兼ねて京都山科の醍醐寺に行った。きのう一般的なボディ設定をして、今日は撮りながら細かな変更をしていった。Fnボタンは少なくて、機能の割り振りは多彩ではないが必要充分条件は満たしている...細かなことはiモードから設定を変更することが良いだろう。取りあえず動画は撮らないため録画ボタンは電子シャッター切り替えに変えた。よく使う露出補正は軍艦部のダイアル、シャッター速・絞りは前後のダイアル(私は後ろダイアルに設定)、問題となるのはボディ左下のボタンだ(デフォルトではホワイトバランス設定)...今までグリップの大きいカメラ(Z6やD780)を使ってきたが、Nikon Zfでは昔の一眼レフ(例えばNikon F2)のようなホールディングになり、カメラを包み込むように持つので、どうしてもボディを構えたときに薬指や小指が当たってしまいWBの設定画面になり、シャッターが切れない!! となることが2-3度あった。そこでもったいないようだがこのボタンの機能を消した。ボタンを別の機能に割り振っても結局同じことだからやむ負えない。あとは気分の問題だが、シャッターボタン/WBボタン/レンズ脱着ボタンのハードクロームメッキが光りすぎる点も気になった(梨地仕上げが◎)。

さて20年ぶりぐらいに醍醐寺を訪ねた。以前は車かバスだったが今は地下鉄が来ている。駅を降りると昔の光景はまったくなく延々1km近く整備されたニュータウンと遊歩道が伸びているではないか。歩くには楽だが写真にはなりにくい。

山からの嵐気が降りてくるのか街路樹の紅葉が進んでいる。すでに散った木々も見えた。

1km近く歩いて、ようやく昔からの醍醐寺付近の景色となった。お寺の周辺には整然とした団地は似合わない。

そして総門にたどり着く...天気は上々、天気予報より暖かい。しかし観光客は少なく、20年前より寂れたように感じるが...。

Nikkor Z 26mmF2.8の逆光、まぁこんなものだろう。それより24mm/28mmを使い慣れているからか、26mmの画角に戸惑う...どうしても肉眼で架空のフレームで構図してからファインダーを覗きシャッターを切る習慣ができている(理由は速射のため)ので、たった5度の画角の差でも違和感があるのである。これは慣れるほかはない。

境内には縁日でもないのに露天商も多く店をひろげている...あまり売れている様子はない。売り手も買い手も高齢化している。ともかくNikon ZfとNikkor Z 26mmF2.8で昔のフィルム一眼レフのように気分よく撮れたのは良かった...たぶんレンズは変わるかも知れないがこのボディばかり使うことは必至である。なんとかNikkor Z 26mmF2.8やNikkor Z 28mmF2.8SEのような小型の24mmを出してほしいものだ。Zf、買ってよかったと感じている。