浄瑠璃寺再訪①

春夏秋冬、しばしば訪れる浄瑠璃寺に先週行った。暖かく早春の雰囲気が満喫できた。参道横のナンテンの向こうに梅が満開に近く、当尾の家並瓦も美しい。

参道の石碑(史跡 浄瑠璃寺と彫ってある)の後ろのロウバイは満開となっていた。

山門に着く、お昼前だったので観光客はほとんど居ない。静かな山寺だ。軟らかい...今回はNikon Zfの画像をリサイズのみで掲示している。

山門を入ってすぐの藤原時代の庭園跡(実際は境内全体が当時を再現している)ナンテンの赤と常緑樹の緑、補色対比が眼に訴求する。左の方の空間は、今は植樹した幼木を育てている場所だが、今回新調された寺のパンフレットの古絵図を見ると、往時はここにも伽藍があり、私の推測どおり仁王門(あるいは同格の門)があったものと思われる。

国宝の本堂をノラネコが歩く...非公式だが餌付けもしているらしく庫裏付近にも数多くたむろしていた。この障子の向こうに3年がかりで2体ずつ修復のなされた九体仏(国宝)が金色に輝いて安置されている。9枚の障子を全開すると池の対岸からずらりと並んだ九体仏が眺められる...普段はそんなことはしないが天気の良い吉日に特別公開されると予想している。

本堂脇の石碑、Nikon Zfの真骨頂の生々しさがよく表れている。

黒の本革ケースに次いで人造皮革のケースも買ってみた...だんだん技術も上がってきて見た目では区別がつきにくい。持つと本革が柔らかみがある。ケースが二個あっても仕方がないという意見もあるだろうが、もしZfにシルバーモデルが出たら欲しい気持ちが下敷きにあるのである。