池畔の木造船

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浄瑠璃寺では境内の中心が大きな池となっており、その周りが散策路のように整備されている。そのそこここに本堂・寺務所・庫裏・三重塔・休憩所などが点々と配置されている。左に少し九体仏の安置されている本堂の屋根の見える場所に休憩所があり、その傍から見た池。池の掃除用の小さな木造船が係留されている。そして近くには先代の船(破船)が半ば沈んでいるが、まだ形を保っている…何十年に一回の新造のために両者は構造がまったく違っている。古い方は明らかに琵琶湖で見られたタブネと同じヘイタ造りで、新しい方は板水押の川船である。

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そして池畔を回って本堂の対岸に三分咲きの萩の群落が秋らしい風情である。やはり野の花の雰囲気を演出している。

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Canon EF22-55mm/F4-5.6の逆光撮影…順光では程々に写るが、やはり光線をまともに入れるとレンズの曇り(正確には接着面の微細な泡)のために乱反射が大きくハレてしまう。ゴーストは思ったより小さいがモノコートのためにゴーストの色が今風ではなく、ハレと共に使い方次第では面白い表現になると思った(ピントは正確に来ている)。