松尾寺 2

また松尾寺に戻る。門前の旅館の全体、かなり多くの旅客を泊められた大きさだ。昔はそれだけの参拝客が多かったとも言える。

境内は現在は広くない。仁王門の左の大屋根造りの坊で朱印やお札等を授けている。

中に入ると若い僧侶が朱印を書いていた。西国三十三所巡りも少しずつ進んでいく。十数年前に巡ったときは朱印と秘仏公開で写真はあまり撮れなかったが、今回はひっそりとした寺も多く、じっくりと見られる。引きのない場所では15mmの威力絶大である。

また仁王門に戻って、さっき見ていた廬荻の池を別の角度から見ると、今度は錦鯉が泳いでいた。

さて本堂への急階段である。三十三所の寺はこのような立地が多いため、どうしても登り下りがつきものとなる。前回はなかった宝物殿の真新しい建物もできているし、仁王の修復と同様、本堂の改修工事も進行している(その前の華厳寺もだった)。