播磨へ ③

一乗寺の続き...スロープを歩いて二段目に上がる。ここにもお堂があり、その先は何百段にもなる急階段を上るのである。

三段目は国宝の三重塔だ。その向こうに見えているのが四段目の本堂(大悲閣)である。

疲れたので三重塔の前で小休止...美しいラインを描いている甍だが、こちらは息が切れてベンチに座ったまま撮影した。

さて本堂への階段を上る。画面右へ道をとれば山の中の奥の院へ行けるとのことだが、時間のこともありまっすぐ行く。

本堂にたどり着く。広く重厚な造りで以前に回った長谷寺石山寺の本堂を想起させる。

本堂の回廊から鐘楼を見下ろす。湿気が高く、木の部分は蘚苔類に覆われている。

中は広く、新品と思われる観音さんの大提灯が目に映える。堂内は護摩焚きのせいかこげ茶色に煤けている。

今度は階段を下る...下を見ると目が眩みそうだ。手すりがなければ転げ落ちそう...浄瑠璃寺で老人が石段を転げ落ちたのを見ているのである。

山門付近で...説明板や土塀を見るとかなり傷みがあり、壁など崩れそうな部位がある。早期の補修が必要である。さてこれから播州清水寺へ向かう。