子安観音堂

毘沙門天だろうか…名は書かれていなかったが、当寺の重文に毘沙門天立像が本堂内にあるため、外の小さなお堂にも奉納されているのかも知れない…天部の像は変化が多く、専門家が見ないと分からない。

隣は子安堂、子安観音が祀られている。

子安堂内には一面に子安の願いや子授けの感謝をこめた「よだれかけ」が奉納されている。

どのお堂にも西国三十三所の満願記念の額が奉納されている。これは昭和38年の「岐阜観音講」の記念額である。観光バス会社の企画で講の人達が三十三所をバスで詣り、門前町で精進落としの宴会…満願寺だからこその参道の規模だったのが理解できる。現在は見る影もなく寂れているが、門前町の規模では三十三所の寺の中で最大である。

お堂群を抜けると、満願灯籠が寄進されていた。石の風化を見ると最低3代の手が入った灯籠である。さて次の段に上がる階段を登ろう。