奈良へ ①

今日は晴れたり曇ったりの天候の下で、秋の奈良(東大寺)へ行った。金堂の再建に続き、今年は五重塔を修復するようだ。観光客も京都ほどではない、それでも普段の倍ぐらいは人出(特に外国人)が多い。

名物「鹿せんべい」...どこでもありそうだが、全国で奈良公園以外には許されていない。野生動物に観光客が餌付けをするのはいけないのである。ここから公園を外れて住宅地を歩く。

北町地区に入る。公園の喧騒を離れると静かなだけではなく、昔の雰囲気が残っている(50年以上前から時々訪れている)。庭先にカボチャに似た柑橘が置いてあり「お持ち帰り下さい」とのことである。

昔からある長屋を切り離した跡のトタン壁である。手前は駐車場になっている。向こうは春日山の山並みだ。古い町並みは一部で、実際は新しい家にどんどん変わっていっている。

だがこのような剣術の道場があったりもする。変わった風景は次回も出そう。

以前にも紹介したが、住宅地の真ん中に広い敷地の弁天さんの祠があり、ちゃんと地区の人により世話がなされている。これがあるため道路がこの場所だけ狭くなっている。区画整備の時に神様にセットバックは言えなかったようだ。

住居の庭のミカンがこぼれおちそうに熟していた。自家用に庭に植えていたのだが、いつしか収穫しなくなってしまったのだろう(ウチの甘柿も数個たべる以外は鳥の餌になっている...)。

そして俗界と聖地の境界が見えてきた。この森の向こうは東大寺の敷地となっている。

更に近づく...小さな橋がかかっており、下を清流が流れていて、この橋が結界となっている。

端から来た方向を振り返る、ここで聖と俗がきっぱり分れている。

今回もNikon Zf+Nikkor Z 26mmF2.8である。まだ26mm/28mmしか使っていない。Zのズームレンズは4本(24-50.24-70.24-120.14-30mm)も持っているのだが、今しばらくは単焦点レンズで行きたい。