奈良、北町散歩 ①

「フィールド写真講座」の3回目で奈良を歩いた。普通は奈良公園あるいは奈良町を通って東大寺春日大社となるのだろうが(そのルートは過去2回行っている)、今回は私の好んでいる北町から行ってみた。

ここは古くからの住宅地で鍛冶屋町などの職人の街でもあった。いまは再開発が進み(それでも観光化ではない)奈良女を中心とした学生や若者の集まる街で古くからの町並みと新しい風景が混在している。

キリスト教会前に新年の飾りが出ていた(キリスト洗礼の場面=公現祭)...このあと教会の人が出てきて片付けていた。町並み自体は変わっていないので新しい建物も「うなぎの寝床」で、どこも間口が狭く奥行きが深くなる。

若者の街らしい「落書きカフェ」、その向こうに木造の長屋があったりして不思議な空間がある...筆者は50年程度前から奈良の町を見ているので、その変化に一喜一憂である=良くも悪しくも変化は大きい。しかし比較的スムーズに変わっているように思われる。

更に奈良女子大学に近づくと女子大生らしい人が増えてくる...純粋の観光客は歩いていない。日祝日でもこんなもので東大寺に行くにはこちらが快適である。

学生の街にふさわしく、個人経営の書店が今も続いている。昔からの本屋さんは今は少なくなってしまった。残念ながら私に関係のある学術関係の出版社も徐々に減っている。

今回もこの組み合わせで歩いたNikon Zfは26mm以外は使ったことがない。あわせてアダプターを介して小型の90mmを持つのが最良の選択と思われる。