RICOH GR21mmF3.5L

マウント遊びはしない方なのだが、今回は少し試してみることにした。友人のテストでVoigtlander 15mm/21mmなどは問題ないことが分かっていたのでLeicaではどうしてもマゼンタシフトが出ていたRICOH GR21mmF3.5Lでテストしてみた。

F5.6...曇っていると周辺光量落ちが目立つ。F8になると消えるがこれも味だろう。ピントは周辺まで来ている(F4だと周辺が崩れる)。とうぜんながらINFは合っていないので画面拡大でのピント合わせとなる(だいたい5mで∞だ)→無限遠まで届かないより良い。

上の切り出し...絞り開放F3.5から中央部はピントがいい。薄曇りなので良い感じの描写となる。

晴れてきたのでもう1枚...ぐっと描写は硬くなる。しかし光量落ちは目立たなくなる。

切り出すとF5.6で深度に画面全体が入っているように見える。

1m/F5.6近接撮影だ...拡大撮影は面倒だが確実に合う。やはりフィールドワークでは実用性はないが、Z用の小型の中望遠レンズがない今、elmar 90mmF4とこのアダプターなら良いかも知れない。

上の切り出し...深度が深いのでどこにも合っているように見える。

試しにF4クラスのライカマウントレンズで最優秀のminolta M-ROKKOR 90mmF4でテスト...望遠レンズなら拡大機能を使わなくてもEVFで充分ピント合わせができる(135mmでも可能)。

切り出し(!!)...素晴らしいピントだ=3=3=3

RICOH GR21mmF3.5L...逆光でもかなり踏ん張る。使う価値のあるレンズと言えるだろう。Nikon ZfにはZ14-30mmや24-50mmなどがあるので実際にはそちらを使うだろうが、サードも含めて中望遠のF2.8~F4クラスの小型レンズを出さないなら、minolta M-ROKKOR 90mmF4とリングの組み合わせで持つことも考えられる=結局望遠レンズはほとんど使わないので大きく明るいレンズは邪魔になるのである。メーカーの付加価値対策もユーザーの満足度も理解できるが、根っからのライカマンとしては違った考えなのである。

VILTROX AF20mmF2.8EとTAMRON 20-40mmF2.8Eとの比較でも性能には満足できても、ズームですら大きすぎるように思っている。

*PCからは入れないが、スマホからは入れる→原因を究明する。