一休禅師墓所

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霊園を抜けると元へ戻る。湯殿の横の目立たない空間に、観光地にはよくあるこんなものが置いてある。墓の横なので観光客は寄らない場所である...それにしても奇妙なもので、一休さんの顔の部分に顔を出して記念撮影は普通の演出だが、錫杖の先に大きな髑髏らしいものが付いていたり、門松だけが背景になっていたり...。

そして一休禅師の墓所を前から見ると門に菊のご紋がある...御陵指定地となっているのも納得で、一休禅師は後小松天皇の子息で、後の伝説的な逸話も単純な「とんち坊主」のお話ではないことが分かる。荒れ寺の再興も朝廷の力が背景にあったものと推察される次第である。

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