太郎坊天狗

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中腹にある駐車場前の祓い所(本来は麓から上がるのだが、今の時代そういう訳にもいかず、途中まで車道が付いている)...立て看板があり、12/1に火焚大祭があるようだ。祓い所横にはこの宮の守り本尊(仏教でも後の神道でもない)太郎坊天狗像が待っている。太郎坊は本来京都愛宕山の天狗で全国の天狗の最高格式を持っているとされ、秋葉山は三尺坊、鞍馬山は僧正坊と…ハッキリと山岳信仰と結びついて古来より信仰されてきた。何度もの宗教改革(疑問だが)によって、すでに愛宕山にも秋葉山にも鞍馬山にも天狗は正式には祀られていない…土産物屋や観光イベントに残るのみである。しかしここ太郎坊宮(阿賀神社)には祀られている希有な例である。以前各地の天狗の祀られている神社や寺を巡ったこともあり、いずれ紹介できるだろう。

天狗

修験者の行場である岩山の中腹にあるため、このような急階段である。麓から登るのは健脚でないと大変だ。一番奥に(ここからは見えない)天狗の祀られる奥の院があり、それまでの行程に各種の社や坊が並んでいて、正月にはお詣りの人でここまで一杯となり、奥の院まで1時間待ちとなる。

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Leica M Typ262はまだ高感度に強くないため、ISO800までとしている=そうするとF4-5.6にすると、シャッター速度は1/30-1/60となる(夕刻近いため晴れていても明るくない)この写真も厳密には少しブレている(M6では1/8でもブレない訓練をしたものだが...今は無理だ=機械も私の腕も)。α7R-IIは最高感度をISO3200(実際はもっと行ける)にしているのと手振れ補正が強力なため、人の目で見えていれば完全に止められ、かつ適正な露出が得られる。その代わり同じフルサイズでも、このLeica M Typ262のオリジナル画像で12MB、α7R-IIなら35MBとなるだろう。M10なら理屈で云うとISO3200程度まで行けるはずだがどうなのだろう。