迎え行者

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更に森の中を進むと「鷲峰山京都府歴史的自然環境保全地域」の真新しい立て札が建っていた…12月に来たときはなく、以前から保安林には指定されていたが、ごく最近に行者道としての歴史的に重要な場所と指定されたのだろう。まだこの札以外に変化はないが、いずれ整備が始まるのだろう。まことに喜ばしいことである。

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そして道の終点に「迎え行者」が鎮座(役行者像)して、ここからが行場となる。岩の多い尾根が谷に落ち込んで、谷底まで行き、向かいの山の更に険しい岩場を登って、またここへ戻ってくるのである…往復、健脚者で2時間、かなり厳しいらしい=前回来たときに偶然ここで行の人に出会って教えてもらった。入山を2時までに限っているのも分かる=筆者はここに2度目に来たが、先に下る勇気はまだない。「迎え行者」とはヘトヘトになって帰ってくる行者を迎える名なのだろう。

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役行者像の前の説明板、長い間に黴だらけになって読めなかったが、やはり最近に誰かが表面を削ったのだろう、なんとか読めるようになっていた。おそらくこれも新しくされることだろう。