伽藍への参道

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下の地図にあるとおり山門脇から大きく曲がって伽藍への道に入る。元は行場道と同様の山道だったが、旧伽藍の整備のために道は広げられ、かろうじて軽四や小型重機が入れる道幅である。ただし傾斜がとても急なのと締まった道ではないため四駆、それも雪国仕様の乗用車四駆ではなく、本式のオフロード軽四駆か軽トラ四駆でないと危険である。上りでスタックしてしまうと再スタートが切れずに道を掘り返してしまうことと、道に段差や凸凹があるため下(デフやオイルパンなど)を打ってしまうためである。そして道は多少谷側が低くなっていて滑ると谷に脱輪…一巻の終わりだ。下りは進行方向と重力が同じになり更に怖くなる。ブレーキを踏むだけでタイヤは落ちてしまうこともある。ともあれ山門付近に停めて歩くのが良い…下の車が私の四駆である。そもそも現在の庫裏や寺務所は参道と行場道の別れの緩斜面を開拓して建てられたもので、本来の道は険しい山道なのである。

二度ほど大きくジグザグして伽藍のある台地に出る。改削した跡を見ると比較的最近の工事だと分かる。見えているのはトタン屋根の本堂、予算が無くて改修はまだまだ先になるだろう。

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