elmarit28mmF2.8 3rd

今回は趣向を変えてelmarit28mmF2.8 3rd(最初期の腰くびれ型/1979年製)の簡単テストだ。ボディはLeica ME 220(CCD/1600万画素)、依然としてLeica Mデジタルの第一世代を使っている。

中遠距離/F2.8...絞り開放から周辺まで良好、あとは絞るごとに少しずつ更に良くなり安心して使える。何度か書いたように後期型に比べると像が硬い印象だ=それが個性となって3rdはこのバージョンを使う(後期型はキレイに写るが少し平凡だ)。

上の切り出し...光線状態にもよるが硬さが分かる絵である。これもF5.6まで絞れば非常に良くなる。

今度は近接1m/F5.6だ。これでも収差は目立たない...現在は分からないが、昔のライカではレンズテストの際は1mで実施されていた、レンズの良しあしは近接で(と絞り開放の無限遠)収差が見えてくる。それが見えないレンズが優秀ということになるだろう。2-3mや5-10mで良いのはあたりまえである。

上の切り出し...あまりピシッとピントが見えていないが陰に入っているせいだ。夕刻なので余計に光の当たっている部分と影の部分の差が大きい。これから7台のLeica Mデジタルボディと多くのレンズ群の世話になることになるだろう。