YONGNUO 35mmF2

また横道にそれる…先ほど配送されてきたYONGNUO 35mmF2(ヨンヌオと発音する/新品16,000円)をさっそくテストだ。

口径は58mm、案外ゴロリと大きいがプラスチック製なので軽い。AFはモーター内蔵レンズのため、ボディモーターのレンズより静かで速くピント精度も問題ない。AEはやや純正よりオーバー気味である(実用的には問題ないレベル)。

絞りF4の写真…絞り開放F2では中央部のピントは良いがハイライトに滲みが出る。F2.8でも緩和されるがその傾向があり、F4ですっきりした絵になる。ピントも同様にF4で周辺まで改善される。現代レンズとしては旧式なのかF5.6-F8と絞ると画質が上がる「絞りの効く」レンズであった。

下はF4の切り出し。やはり少しオーバー気味。

下はF2の同じ場所の切り出し…ピントは来ているがハイライトの滲みで緩く見える。そして周辺部は曖昧なピントとなっている。滲みはこのような極端にハイコントラストな条件でなく、曇っていたりするならば結果は良くなる(収差による滲みではなくコーティングの問題だろう)。だが逆光には弱くない。ひょっとすると収差補正不足による滲みなのかも知れない。

 

日陰になったので蔦を別角度から…F5.6/1m、上はフルフレーム、下は切り出し、近接もかなり良い結果であろう。純正レンズや国産サードのレンズが高くなっている今、見直して良い中国製である(国産メーカーも国外で作っているケースが多い)。