Canon 35mmF3.5S

Serenar 35mm f/3.5

 Canon 35mmF3.5Sのテストの画像が残っていた(9月)ので掲出する。レンズ構成は3群4枚のテッサータイプの輸出専用生産品で、云わば里帰りレンズである。例によって曇りが出ていて逆光では要注意だ...見た目の曇り具合からすると比較的良い写りとも言える。

絞り開放では甘くて△、F5.6なら良さそうでelmar 35mmF3.5と比べてもひけはとらない。

上の切り出し...確かにハレは出ているが極端ではない。後ろボケに収差ボケが見られるが、ピントの合っている部分はシャープ感がある。

上の画像の周辺を切り出した...これはelmar 35mmF3.5と比べても良好である。

順光の1m/F5.6撮影...レンズ曇りの悪影響はほぼ見られない。ボケ味もレンズを繰り出すと収まってくる。

上の切り出し...シャープネスも質感描写も良い。曇りを取ると同時にコーティングも取れてしまうので悩ましいところだ。今は半分曇りが取れてそのためにコーティングも半分消えている状態だ。

逆光撮影(F8)...やはりハレてしまうが思ったほどではない。順光や曇り日なら大丈夫なレベルだろうか。

上の切り出し...ハレてはいてもピントは大丈夫だ。さてどんな使い方をするべきか...。