昨日の夕刻、少し近隣写真散歩に出かけた。まずは無住と思われるお屋敷の写真...28mmㇾンズでも全体を写せない。Voigtlander CS28mmF2.8は少し心配があったがLeica M9を使った実写ではやはり問題なかった。ピントが甘く見えるのは、ピントが少し外れた場所の崩れが大きいように思われる。回転ヘリコイドのため今回はすべてF5.6で撮影した(絞りを変えるのが面倒)。
すぐ横のお寺に入ろう。よく寺に植わっている芙蓉の花が咲きかけている。このレンズ描写が軟らかく繊細である。
蓮台寺、道から五段ばかり上がると門だ。お盆が近いので門前も境内も奇麗に片付いている。
花がたくさん植わっているが、圧倒的に蓮が多い。Leicaだと蓮の繊細な花に近づいて撮影できないのがもどかしい。
夕刻の軟らかな光が射してとても良い風情である。レンズは軟らかい...Leica M Typ262などと組み合わせるなら設定でコントラストを上げないといけないだろう。
上の場所を順光で撮るとこんな感じ、やはり逆光が正解だろう。
山号は松響山とあり珍しい名前だ。Leica M9のAWBはこんな条件では青っぽくなる。
山門から外を見る...檀家寺らしい提灯である。
寺の階段脇の花...このようなシーンが苦手のレンズだ。近接で深度が浅くなるので、どの花にピントを合わせるのかが難しいのである。つまりピントが外れたら崩れが出るので、被写界深度で大まかに写すような撮り方はできない。
狭い街路に出た...逆光には現代のレンズとしては弱いようだ。煙のような不思議なフレアが出ている。あとに続く...と云っても僅か30分の街歩きなので(暑くて目が回りそう)せいぜい100カットである。
この組み合わせは良いだろう...などと言っていつまでもM10に到達しない。M9-ME220あたりでウロウロしている。