京都七条智積院

先日良い結果を出したので、無謀にも京都七条・智積院へいつものようにこれだけで撮影に出向いた。テストとは条件が違って曇りがちのフラットな光であった。構造上フード装着状態での絞りの変更は難しいので、F6.3(大陸式なのでこうなる)で全ての写真を撮った。

コントラストがとても低く、すべての写真は画像処理をしている。七条は観光コースから外れたらしく、若いころから頻繁に訪れた頃より寂れた印象である。

国立博物館旧館(今は新館もあるようだ)...通っていた頃から、ずいぶん周りの景色も変わった。コントラストも色味も出ない!! 晴れた日でないとダメみたい。PC上であまり触るとリアルさが失われるので少しだけ手を加える程度にとどめる。

七条通りの突き当りに智積院がある。南北の通りは東山通り。平日のせいかも知れないが人はあまり歩いていない。

正門からは入れず北門へ向かう。車も多くはない。だが京女を中心に非常に女学生が多い。いくら学生の街とは言え、歩いている人の2/3ぐらいが女子学生である。左が妙法院の敷地、右が智積院の敷地、いずれも広大である。

登り坂を少し上がったところの食堂で昼食をとる。店の数がとても少ないのでかなり混雑していた。ここでも女性客ばかりで当惑した...京都歩きでは町の普通の食堂に入るのだが、ここはちょっとお洒落な店である。店の人に聞くとハンバーグが売りらしく、ハンバーグランチとした。店から母親が向こうの娘に「入らない?」と呼んでいるのに「要らない」とスタスタ友達と去っていったの図。F6.3でもボケる、これが味だ。

食事を終えて、すぐ近くの北門から寺に入る。とても広い。ここで境内やお堂・庭園を2時間以上かけて廻った...それでも回りきれない。隅々まで見学したら(もちろん写真を撮りつつ)まる1日かかるだろう。

境内に入るとまず大日如来の小さなお堂があり、真言宗智山派の総本山の寺であることを思い出す。

水路と井戸があり、現役で使われているようだ。湧き水は豊富にあるらしく、寺域のあちこちで清流の水路や池などを見かけた。elmar 35mmF3.5の後ボケに比べて前ボケはあまりキレイとは言えないが、まずF6.3としては範囲内だろう。散策の続きはまた後日...。