Leica M10R + Voigtlander CS28mmF2.8-Iで散歩 ①

天気が良いので趣向を変えてLeicaのテストに出かけた。10Rは4000万画素オーバーと言うことで神経質に(特に手振れ)なりそうだが、使ってみて結果的にはあまり心配はないことが分かった。

また家の前から撮影、絞り開放F2.8では中央は良いとしても周辺部はやや緩いのでF4とした。コントラストも良く、AWBもLeica M Typ262(第二世代)より改良されている。

上の切り出し...これなら問題ないだろう。F5.6にすれば更に良好だ。画素数は多いが、2400万画素のM10と比べてどうかは微妙な答となる...最新のㇾンズなら差が出るかも知れないが、古いレンズならあまり違いはなさそうだ。M11がどうなっているかは分からない(もう買わない)。

1m/F5.6での撮影...Leica M Typ262よりダイナミックレンジは少し広くなった。ただしボディ・レンズ共にコントラストが高いのでシャドウの締まりが深い(これは好み)。

上の切り出し...充分な性能だ。実際には中央はF2.8でもこれぐらいは出る。

完全逆光!...F5.6=まったく問題なし。いままで試した28mmㇾンズで最も逆光に強い。

余勢をかって外へ出てみた...近在の神社に行ったのだが地区の皆さんが寄って参道・境内の草刈りである。今回はすべてF5.6で通した=回転ヘリコイドなので絞り調整が面倒なのと、少しでも敏速に撮るために性能が安定している限り絞り優先AE/絞り固定で撮影したいからである。もし回転ヘリコイドが煩わしいなら同じレンズ構成のVoigtlander CS28mmF2.8-IIにするとよい。それで筆者も買っているが、性能が同じならより小型が良いのでこちらが好い。

センターウエイトのAEも少しは改善されている。LV撮影にすれば(測距は距離計)評価測光になり、更に正確になる=バッテリーを食うが...。

このような光線の時にダイナミックレンジが広くなったのが分かる。白飛び・黒潰れはしにくい...とはいえ国産デジタルカメラと比べるとまだまだだろう。シャドウ部の締まりの良さが特徴だ。

Leica M Typ262と同様、AWBでは緑色の色味がやや黄緑色になる傾向がある。確かに少し紅葉しているが黄色味が勝っている。

周辺光量落ちではない、幟の向こうに太陽があるのでこうなる。右の空、荒神山の上に飛行機雲が見えている。

以前に乱開発と断じた住宅地の外れに残された元の林の木が紅葉を開始した。  他のお話も含めて次回に続く。