TOURIST M5.6/28mm

少し晴れたのでTOURIST M5.6/28mmの再テストをしてみた。立派な切り欠き付きメタルフードを付けるとなんとなくバランスが悪い(フードが開き過ぎ)。画面の名前7Artisans 28mmF5.6は間違いで、正しくはTOURIST M5.6/28mmである。スペックは同じでも鏡胴・レンズ構成も異なる...造っているのは7Artisans 28mmF5.6は七工匠、こちらは中一光学だ。

見たところコントラストが低いのが第一印象だ。絞り開放F5.6/Leica M Typ262=ボディのせいかも知れない、ふだんはLeica M9でのテストが多い。

上の切り出し...オリジナルではきめ細かなピントがきているのだが、縮小をすると潰れてしまって甘く見えている。ボディの設定を変えた方が良いかも知れないし、ここでは無補正だがPCで補正することを前提とした方が良いだろう。

逆光F8撮影...現代のレンズとしては弱い部類だ。実用的には問題ないとしてもフレアでコントラストが更に下がるのは良くない(ピントは大丈夫)。

 絞り開放F5.6で中距離撮影...やはり軟らかい。この特性を利用した撮影も使い方としては面白いようにも思う。このあと近隣に撮影に行ってみた...それは次回。

こちらも上の切り出し...F5.6だからと言われそうだが、これなら実用的に良好だ...私は外回りの撮影が多く、必然的にF5.6か8で撮ることになる。F8にすると更に良くなる。

1枚だけ出すと、圧倒的に細かなところまで(しかも全面に)ピントが来る...コントラスト重視のレンズが多い昨今としては珍しい解像力重視の設計なのだろう。