LUMIX GF-1 / G VARIO14-42mmF3.5-5.6PZ

何気なく別のレンズの検索をしていたら、いきなり懐かしいレンズ(2011年発売)が出てきた。まだカタログに載っているばかりでなくホワイトモデルまであるではないか…これがLUMIX GF-1の上級機種としてLUMIX GX-1のキットズームとして出たものである(当時友人が使っていた)。GF-1のヒットでPanasonicも本腰を入れたボディ&レンズで、リング式を廃してレバー式パワーズーム、同じくレバー式ピントリング、光学式手振れ補正OIS、電動式沈胴、非球面レンズ4枚使用など、評判の悪かった初代G VARIO14-42mmF3.5-5.6固定鏡胴を一新して登場した。残念ながらボディ性能が今ひとつだったためGX-7まで歴史に埋もれていた。レバー式も多くの人に好まれなかったようだ(凝った造りでコストもかかったために当時としては高価)。そして11年後の今、ついに「売り」にかかっているようだ…どこのサイトでも出た頃の半額近くで「新品」を売っている。

LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm

Panasonicのサイトから転載、各機能と共にレンズ構成を見てもメーカーの力の入れようが一般のキットレンズとは違っている。

今日は大曇り/14mm絞り開放のF3.5、緑が濃いのはAWBの設定が緑に寄っていて、最後に撮ったのが新緑の頃だったのだろう。多少の周辺光量落ちはF5.6で解消する。ピントは開放から来ていて、絞っても大きな変化は見られない。F11にするとピントが丸くなる。古いボディも良く頑張っている。新しいボディ(例えばGX-8)に取り付ければもっと良くなるのだろうが、それはしない…古いレンズは同時代のボディにというのが信条なのだ(実際、開発陣も同じなのであろう)。LUMIX GX8にはG VARIO12-60mm F3.5-5.6やLeica DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0を取り付けるのが正解だ。

さて曇り空の下、1m/F5.6撮影。AFしか使わないのでピントレバーは関係ないが、Leicaをずっと使ってきた筆者にとってはズームレバーの位置は矛盾がない…「Leica式」に持てば自然に左人差し指がレンズ左肩のレバーに行くのである。一眼レフ式に左手で下からボディを支えていると親指での操作となり、手が大きい人なら使いにくくなるはずである。たぶん設計者もよく考えての位置なのだ。

中央部切り出し…「どうだ!」と言わんばかりの写りだ。このあたりが「老後カメラは35mm判フルフレーム一眼レフ(Leicaも含みたい)+m4/3」という結論なのである。はっきりとした理由があり、今までさんざん述べてきたが、後日またまとめて書き込むことにしよう。

絞り開放F5.6/42mmで撮影…これも問題はない。周辺減光はワイド側より大きくF8にはしたい。画質的にはワイドと同様、開放から良くて絞っても大きくは変化しない。

上の切り出し…曇りなのでコントラストが低くボヤっとしているがピントはちゃんと来ている。

 LUMIX-GF1  さすがにこちらは生産していない。