7artisans M28mmF5.6

銘匠光学「TTArtisan M28mm F5.6

今年1月にメーカー発表と同時に発注をして中国からやってきたTTartisan 28mmF5.6と同じスペックのレンズがまたもや直接やってきた。価格はいずれも38,800円…焦点工房がどちらも正規代理店で、円安のためかも知れないが半年でTTartisan 28mmF5.6は51,000円を超えてしまった。7artisans M28mmF5.6はまだ未発だが、おそらく4万円越えとなるだろう。最初はTTartisan 28mmF5.6かsummaron 28mmF5.6の「焼き直し」かと思ったがまったく新しい設計のレンズと分かった。7artisans M28mmF5.6の方が径は同じぐらい(35.5mmフィルター)としても鏡胴が長い。仕上げは断然TTartisan 28mmF5.6が上、しかしこちらは直進ヘリコイドのために使いやすい。距離計連動の微調整も可能である。

見えてはいないがピントレバーはTTartisan 28mmF5.6と同様インフストッパー付きの古いLeicaのタイプである。金属製フードは被せ式。

 

こちらがTTartisan 28mmF5.6…レンズ構成もMTFもまったく異なる。

こちらが今回の7artisans M28mmF5.6。

 

 

ボディはLeica M Typ262/絞り開放F5.6/レンズポジションsummaron 28mmF5.6...中遠距離撮影、少し青味があるぐらいで、周辺までまったく破綻はない。F8-F11では更に画質は上がる。

上の切り出し…問題はない。TTartisan 28mmF5.6と比べても良好。

 

近距離撮影/F5.6/1m...露出オーバー気味なのはLeica M Typ262のセンターウエイト測光のためである。近距離でも破綻はない。

上の切り出し…見かけ上のピントが深いためゴチャゴチャしているが、解像は崩れていない。現在のLeicaレンズの高騰を考えると中国製レンズも選択肢に入れるべきだろう。この2-3年で性能も良くなり、単なるコピーレンズではなく価格も含めて満足できるものだ。次に出た7artisans M35mmF2 ASPなども期待できると思う。