voigtlander HELIAR 40mmF2.8

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発売日の3/31にやって来た(予約していた)voigtlander HELIAR 40mmF2.8の簡単テストである。トリプレットから派生したヘリアー型のレンズ構成で、以前の同社レンズの改良型である。クラシックなデザインでコシナは次々とVMレンズを発表している。このレンズもL&Mマウントの両方をリリースした。口径34mm/真鍮仕上げ/回転ヘリコイドなど今の時代とは逆行しているが、Leica社がデジタルボディを開発し続けているために安心して使えると言うものだ。

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50mmF2.8のところでも書いたがヘリアータイプでF2.8は厳しく(中央は大丈夫)、F4にはしたい(画像はF4)。コントラストも高く、あとは5.6-8と絞ると像は更に良くなり実用性は十分である。回転ヘリコイドのため絞りを先に決めてからピント合わせをしないといけない。絞りリングは軟らかめでピントリングは硬めなのだが、それでも絞りを動かすとピントリングが少し回ってしまう。

上の画像の中央を切り出した。ピントはしっかりしているし、立体感(これには合焦部と少し外れた場所のつながりが関係していると看過)はなかなか良好だ。「準広角」と銘打っているが、ワイドレンズ中心の私には「準標準」のレンズに感じられる(数本持っている40mmのレンズ全般に言える)。フレームは50mmが出るので、それより「広め」とレリーズする。慣れればどうと言うことはない。先日のEPSON R-D1x+AVENON 28mmF3.5L(42mm画角)といい、これといい何とかスナップできる焦点距離である。

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下は絞り開放F2.8で無限遠撮影した画像の切り出しだ…薄曇りのなか、ピントは遠景全面に来ている。

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昔懐かしいminolta CLEに取り付けた絵…バランスが良い。もうフィルムに戻ることはないだろうが、こんなカメラがあったと記憶していたい(相当使った)。

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