琵琶湖沖島へ ①

テストも終わり、きのうは同じボディ・レンズで琵琶湖:沖島へ出かけた=単焦点レンズで撮影するのはとても楽である。

連絡船の時刻まで1時間ばかりあったので本来の港の途中にある長命寺港に立ち寄った...と云うのもこちらからも沖島への臨時便が出ていると聞いたからだ。案の定それらしき船が係留されていた。沖島からの帰り便も見かけたので間違いはなさそうである(ネットや風説だけではダメで実際に見ることが写真家として大切)。今回は天気も良く安定していたので掲示写真はすべて無補正である(ボディの設定も固定)。予想に違わずNikon Zf、完璧に近いカメラである。

そして沖島への連絡船の発着場の堀切港に到着、地元では切り通し港とも呼ばれている...この背景の小さな峠道が切通しで、右から左へ伸びる尾根を切って向こうの広い田園地帯に行く道を造ったのである。向こうには島民の人の田畑があり、昔から船で渡って耕作をしていた。

連絡船の待合所で。かなりの人が(観光客・釣り人・島民)並んでいる。今日は島でなにか神事があるらしく神職が乗船していく。

連絡船が島からやって来た(pm2:15発の便)。下りる人も乗る人も満員になるぐらいの人数だ。連絡船(正式呼称は沖島通船)が就航した2001年から40回ぐらい来ているが、当時は島民の本土への渡航のために始まり、実際外からの人は釣り人ぐらいで乗船客は10名以内だったことを考えると隔世の感がある。この数年観光にも力を入れているのである。

さて堀切港を出発...湖を走るため普段は波も潮流もなく、直線的に沖島へ渡る。10分以内だ。

あっさりと島に着岸、誰も船酔いする暇もない。この連絡船は二代目である。

港の漁協前には釣り人や漁師用の外来魚の処理用の容器が並ぶ。琵琶湖の固有種を守るため以前から滋賀県全域で取り組んでいる外来魚駆除の一旦である。釣り人もバスなどを釣った場合リリースではなく殺処分が前提となっている。今ではこれらが浸透して外来魚が減って、固有種の鮒寿司用の二ゴロブナその他の魚やエビの数が増えている。