今熊野観音へ ②

今熊野観音への旅、ずいぶん飛んでしまったが続けよう。参道は整備されて真っすぐの道となっているが、ところどころに昔の凸凹の旧道の跡が見られる。だいたい東山から延びる尾根の上に道はついていて、本来は上り下りがあったものとみえる。この家などは今の道から1m以上低くなり玄関は横の小径側に移動していた。

そして大通りから登ってきて、この高さまで歩いた。ここで街並みは終わり、広大な寺域に入る。

泉涌寺の大門である。観光案内には駅から今熊野観音まで徒歩30分とあったが、写真を撮りながらとは言え、ここまでで30分以上かかった。

大門の内側から歩いてきた参道を見る。斜度は緩やかだが距離は長く、かなり登ってきた。小休止。

門の内側は自然林の山が深い。こんな道が続き人通りは少ない...先に大きな駐車場があり、車で来る人が多いのだろう。

ところどころに塔頭があり、どこも入ることができるので余裕のある人は寄ってみると良い。当方は余裕がないため覗く程度である。

ようやく今熊野観音への道標が現れた...150mは寺域までで、そこから本堂へは更に歩かなければならない。不思議なことに山の中に京都市立の小中学校(!?)があった。京都市にいまだ「小中学校」があるとは...小学校と中学校ではない。

森の中を進んで泉涌寺と今熊野観音の分かれに来た。右が泉涌寺への道である。

左側、ここから今熊野観音だが(確かに150m)、更に今度は急斜面を下った先に今熊野観音の伽藍がある。駅からは1時間かかるとみるべきだ。

周八35mmF2...ほとんどF2.8-F5.6で撮影、満足できる結果である。「八枚玉」を13万円程度で体験できるチャンスである...限定生産なのでもうすぐ入手困難になるだろう(あるいは値上げ)。