昨日と今日

昨日は前日に手にしたばかりのLeica M10-Rで京都:南禅寺へ(少し冒険)行った。レンズは周八35mmF2だ。とにかく手振れ補正無しの高画素機のため手振れに気を使った。使い勝手はLeica M9Leica M10で慣れているので楽にこなせたが、ボディ設定はAE/低速限界1/125/ISOオート・100-1600と慎重を期した。手振れに関してはM9なら1/15でOKの私でも1/60で手振れが出始めた…1/90ならまず大丈夫といったところだ=ただしフィルム時代のM6(1/15)のときのようにホールドをしっかりした。

また別途紹介するが、南禅寺の石庭「虎の子渡し」を出す...当然にM10より細部は細かく写るが、フィルム時代のレンズでは実力は出せないと思う。LeicaにせよVoigtlanderにせよデジタル時代のレンズが良さそうである。フィルム時代の「8枚玉」コピーの周八35mmF2ではありがたみが薄い。そして相変わらずセンターウエイトの測光はハイライトに引っ張られる傾向で、結果としてアンダーになりやすい。LVにして評価測光にすれば良いが...。そして全体に地味な色味になり画調も軟らか気味だ。高感度にも強くなったので、絞りF5.6でほとんど撮れることになった。また次の撮影で練習してみよう。

それで今日は近所の海住山寺へ午後から出かけた。カメラはSONY α900、これは導入してテストばかり繰り返していて、フィールドでの使用のめどが立ったので持って行った...寺ではズーム&ワイドが便利。

お御籤のツリー、これで参拝者の多寡がわかる。今日は平日なので参拝者はほとんど居なかった。ダイナミックレンジは狭いが、それでも範囲内に収まっている。

境内の上の方へ...広場が整備され一部展望台になっている。紅葉の季節はモミジがたいへん美しい。住職一家や総代の人でユックリと整備は進んでいる。散歩にはちょうど良く1時間半程度、写真を撮ったり休憩したりして山の古刹を楽しんだ。年に2-3回は訪問する。

夕暮れの本堂...伽藍は大部分消失して、本堂と五重塔だけが残っている。minolta AF24-50mmF4はてきとうに逆光に弱くて夕方の雰囲気は好い。

国宝;五重塔、寺の人に聞くと改修は100年ごとぐらいらしく、最近では昭和30年代に改修なされたために、あと3-40年程度で改修されるだろうとのこと。だいたい元の材料の7割が残されるらしい。本堂は2年前に改修された。

帰り道の木津川の堤防道路で...過去にはよく氾濫した場所だが、そんなことは忘れ去られていて、危ない場所に新興住宅地ができている。向こうの鹿背山のところで木津川は崖により狭められて、上流(後ろ)で大雨が降るとそこから下流へ流れにくくなり出水となる。新築の家々に出水対策がなされているようには見えない。