SONY α900 + minolta AF24-85mmF3.5-4.5

DSLR-A900

minolta AF24-85mmF3.5-4.5

2008年発売のSONY α900と1993年発売のminolta AF24-85mmF3.5-4.5を入手(なかなか「最後」にならない)…両方合わせて62,000円程度だが、どちらも部品の欠品もなく外観も含めて良好なコンディションである。取扱説明書だけはSONYのサイトからダウンロードした(レンズはケンコーミノルタのサイトでは取扱終了で何も分からない)。

夕刻の光なので暖色になっているが、当時のAWBではこのような「色残し」が一般的だったと記憶している。これはAWBをG+1か+2にした方が良さそうである。しかしSONYはこの頃からダイナミックレンジにこだわりを持っていたらしく(画素数も)同時代の一眼レフとしては輝度差に強いことが分かる。下は24mmF5.6...上の切り出し、絞り開放F3.5-4ではピントはままならない。F4.5-5.6が最低ラインだろう。ここから先のテスト画像はすべてF5.6である。F5.6まで絞ると完全とは言えないまでも周辺も含めて現行品のキットズームとさほど変わらない画質となる(実用範囲内)。しかしそこからF8-11と絞っても良くもならない。したがってF5.6か5.6半の絞り優先で撮ることが良さそうである。また別のテストで感度ISO1600までは実用的の範囲なので高速シャッターを切ることも可能だ(1/8000まで可能)。

 

85mmF5.6...評価測光の都合なのだろうが望遠側の方が明るくなる。ワイド側より少し画質が高い。ボケ味は二線ボケがあり、あまりキレイとは言えない。しかし下の切り出し画像を見ても分かるとおり、F5.6として(半段絞っただけ)かなり良い解像である。

 

逆光では(24mmF5.6)ゴーストは出るもののフレアは当時のレンズとしては少ないと思われる。このようなシーンでもダイナミックレンジの広さはうかがえる。

 

24mm/1m近接…近接でも破綻は見せない。下の切り出しを見てもピントは来ているしボケ方もそれほど悪くない。

 

85mm/1mの撮影…ワイド側と同様である。不思議なことに中距離と同じでボケ方はワイドより硬い。

逆光撮影をもう1枚…こんどはまともに太陽を入れてみた。フレアも出てくるがシャドウのトーンはまだ残っている。その後のα7系の絵造りと似ている。

あとminolta 28mm/24mmと同時に導入している。また紹介するが結果は28<24mmだった。ボディが壊れたら「お終い」なのでこのあたりで撤収である...本編にも書いたように現行のAマウントレンズを買うつもりはない。この3本で90%の写真が撮れる。