ZUIKO 14-42mmF3.5-5.6EZ

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ

ZUIKO 14-42mmF3.5-5.6EZ(2014年発売=現行品)…8/12にやって来た友人がm4/3ボディに取り付けていたレンズを見て「薄い!」と思って、さっそく検索すると当初42,000円(税別)が逆輸入新品(もちろん保証書付)で半額となっていたために遊び半分で購入(国内品では税込33,000円程度)。ともかく筆者の持つm4/3の小型機GF-2と同時代のOLYMPUS E-PM1(2011年発売)に取り付けてみたら、どうしたものかGF-2の方がパワーズームの起動が少し速いのであった。同じマイクロフォーサーズ規格とは言え不思議なものである。

LUMIX GF-2(2010年発売)は1200万画素程度(最新高額製品の半分)のカメラで、大ヒットしたGF-1のあとを引き継いだ、当時としてはタッチパネルや動画機能の充実など先進的なボディであった。その後GFシリーズは簡便カメラとなり、GXシリーズに主な舞台を譲った。

14mm絞り開放F3.5/曇り…m4/3得意のほとんど全画面均一の画質で、絞ると少しずつ良くなるが大きな変化はない。m4/3レンズの「小フォーマット・テレセントリック特性重視」は完璧であろう。筆者の推奨する35mmフルフレーム判+m4/3はそのようなことである。

下は切り出し…開放から充分な解像であり、画面全体にそれが実現しているのも特筆できる。m4/3はOMDCやPanasonicが経営不振等々で放棄しない限り確実に生き残る。

 

42mm開放F5.6で無限遠撮影、当然にちゃんと写る。

切り出し…残念ながら高湿度のため遠くはもわっとしか見えないが、まずこれも問題ない。

 

同じく42mmF5.6で中距離撮影…こちらも問題ない。下の切り出し画像がすべてを物語っている。その代わりワイド側と同様、絞ってもそれほど画質は上がらない。

 

近距離撮影…14mmF5.6。実用的には充分だが近距離はあまりシャープ感がない。F8の方が良い結果だった。

レンズはボディを起動すると自然に出てきてこのような状態となる。オプションで自動開閉のバリアキャップもあるが、筆者はCanon G1X-2でバリアが壊れて困ったことがあるので採用しないことにした。パワーズームは少し動きが重いが、その分画角を決めやすいと思う(これが軽いとすぐに通り越してしまう)。あとは実写でどうかである。

LUMIX DMC-GF2