稲植神社

今日は友が遠方より来たりて、近在の稲植神社にお詣りしたのち自宅で午餐会となった。神社の一の鳥居の写真から…参拝の人はひとりだけ。

やはり信心深い地元の氏子より多くの献酒・献金がある。レンズの解像は問題ないが、ワイドでは歪曲が目立つ。

少し望遠気味にすると歪曲は納まる。曇っているが暑さは変わらない。

お神籤の数を見ても一村社とは思えない信心である。主神は船大工の守り神という伝承があり、往事の木津川水運を想起させる…今更水運の民俗を探ることはしないが(もう民俗ではなく歴史の世界だ)興味深いテーマである。

当地産の榊を売っていた、そう言えば近在の森は手つかずの照葉樹・広葉樹の林が多く残っている。町長は盛んに開発開発と言っているが(単独で市になるつもり)賛成はできない。

備えられた榊は熱波のせいで半分枯れている。それぞれ吉所というものがあり、枯れたから換えるというものではない。

拝殿から二の鳥居を見る。鬱蒼とした森に見えるが、一番奥のすぐ向こうは道路である。背後の山は深いが住宅地や道路が迫ってきている。

更に進む。サルスベリの大木が美しい。いずれこの森の木々が道路脇の空き地を埋める日が来るであろう。

隣の荒神社、左の鳥居が新拝殿で、右の深い森の小径を山頂まで歩けば旧荒神社社殿である。つまり開発のために移転させられたのである。しかし修験者は旧の場所を聖地とみなして登っているようだ(道は20年経っても踏みわけられている)。

カメラ・レンズはきのうのテストどうりのもので、今日は実地のテストでもある。古いボディによる画質の問題は置くとして、ワイドでの歪曲の大きさは注意せねばならない。