春日神社へ①

昨日、松の内の最後を飾って我が町唯一の国指定の重文「春日神社」へ行ってみた(各シリーズは①ばかり)。まずは下狛駅近くの旧片町線(主として軍事路線)の鉄橋跡を見学...現在の片町線(学研都市線とも云う)は画面の左に移っている。橋の跡は確かに整備れているが、景観は著しく良くない。要するに小規模な開発により私の立っている前後左右にミニ住宅地が無計画に建っているのである。私は町会長をしていた時に町長とも会っているが、ともかく「開発、開発」である。文化行政は極端にレベルが低いのは残念としか言えない。

そして川を少し下って、木津川の氾濫原(今は田畑)に近い場所に春日神社を訪ねる。正月は拝殿の扉を開けて(2年前に祀った)多くの参拝者が祀るのだが、おそらく三が日だけなのだろう、施錠されていて拝殿前までしか行けない。約30分滞在したが誰一人来なかった。敷地は広いが正式の駐車場もなく氏子の人影も見えない...重文指定が情けない。

拝殿の隙間から本殿(重文)をのぞく。もちろん監視カメラは動いている。

我が町の神社では圧倒的に牛頭天王信仰が強いが、ここや近在の分社も含めて付近は春日系の版図であったことが想像できる。木津川の対岸旧山城町にも春日神社はある。他には見られない「石信仰」や鹿の像など。

ずいぶん昔に鎮守の森の開発(開発と云うより地元民の公園化)がなされた跡も放置されたままである。遊歩道と花壇の跡である。

ちょっとした築山には東屋が建っていた。今は境内のどこも落ち葉だらけで歩くのは困難だ...世話をする氏子達もいないようだ。なにしろ周りは新興住宅ばかりである。今度町長に会う機会があったら具申したい。

今回のカメラはこれだ...大きいので扱いは大変だが、歩きながらでもなんとかなるレベルである(持った感じは昔のフジカのRF69判などとそっくり)。このあと1時間ばかり近在の家並(もちろん旧村部)を歩いたが問題なし...FUJIFILM GFX50S-IIも持っているが取材にはこちらが使いやすい。しかし35mm判フルフレームより圧倒的に絵の質が上がる。まずは良いカメラと云える。