今日は1/10、エビスさんの祭りの日だ。近在には河原恵比須神社しかなくここへ出かけた。やはり旧加茂町の木津川右岸の氾濫原にあり、河川水運華やかなりし頃の記憶をとどめる。ところが参道の入り口に「コロナ禍のため自粛」の看板が…向こうの竹林は木津川の河川敷、むこうの山は鹿背山。
少しだけ期待を持って（神事ぐらいは行っているかも知れない）境内に入ると、やはり同じ看板が神楽舞台に立っていた。ちらほら参拝客も去年のお札を返しに来ていたが（遠くは川崎市）残念そうに帰っていった。来年の楽しみとしよう。
拝殿横に御神木の楠が二本立っていて、こんなに真っ直ぐ伸びた楠の古木は珍しい。あと境内にもう一本生えていて、丸木舟が造れそうだとも思った。ちなみにこの神社では以前木津川対岸に向けて船渡御神事があった。今は静かな田園風景だが、昔は（それほど大昔ではない）木津川から淀川へ、更に兵庫までつながる、長大な水運が盛んだったのである。
今回は祭りの取材が目的だったので、久しぶりに小回りの利くα6300とZeiss Vario-tessar E16-70mmF4で出動した。本当はFFカメラを使わなくてもAPSカメラでほとんどの撮影は充分なのだが…。
