祭りの準備

河原恵比須神社の祭り準備の続きである。社務所には地区の若い人達も準備に参加している。どうやら地区の町内会の班が持ち回りで準備を担当しているようだ。

古いお札を燃やす。この建物の向こうが木津川で、浜もすぐそこだったようだ。上流にダムができたおかげで洪水はなくなったが、川は1m以上水面が下がり流速は速まって、今は川遊びなどはできない。

笹飾り販売をこの田楽舞台でおこなう。寒さ除けに三方に幕が張られている。

地元の古老(と言っても私も古老)に昔話を小1時間聞いた。本には出てこない興味深い話も多く、まだまだ研究・勉強の必要を感じた。

御神木の大楠…向こうが社務所、私の背後が本殿だ。洪水で建物は流されるが御神木は耐えに耐えて数百年立っている。

本殿の脇に大吉や凶などのお神籤の中身が書いてある古い額があった。どれも生活の上の喜びや戒めが書いてあり、信仰と生活の距離が近かったことが分かる。

昔「船渡御」の神事があったころの船が大切に保管されている。おそらく7-80年前の建造だろう。これ以外にも昭和30年代まで渡し船や漁船があったとのことである。

本殿と御神木…24mmレンズでは全部を写しきれない、木の幅はそれほど広くないが高さが非常に高い。