沼島 4

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連絡船待合所の裏に小高い、しかし小さな丘があり、そこに航海神・弁財天神社が鎮座している。両側に石垣が組んであり、元は浜の出っぱりに人工的に造られたものだろう。左右に港と街並みが広がる。

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丘に上がると狭い境内があり、社がふたつと小さな本殿がある。ここは津波の避難所にも指定されている。

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最初にも紹介した御神木、潮風にさらされるため杉やイチョウではなく、塩害に強い黒松の大木である。向こうはかなり広い港湾施設である=もちろん埋立で、往事はこの弁天山の下まで浜が迫っていたのだろう。

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御神木の木肌…ちゃんと管理されている。これも文化財なのである。

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本殿から下る階段、浜に沿って漁村が並んでいる。表は多くが民宿や海産物加工場で、居宅は1本2本入った場所にある。ずいぶん大きな旅館もあり、夏の海水浴や名物の「はも料理」で人の往来は多くなる。これから街中に入っていく。