OLYMPUS E-PM1 & LUMIX G VARIO12-32mmF3.5-5.6

OLYMPUS PEN mini E-PM1

LUMIX G VARIO 12-32mm

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今日は天気も良いので(きのうは寒かった)久々にm4/3のカメラを取りだしてテストしてみた。その中でも最小型クラスのOLYMPUS E-PM1だ(2011年発売/こんなに古く小さくてもボディ内手振れ補正機構が付いている)極端に薄く作っているので、フランジバックを稼ぐためにマウント部がかなり前に出ている…車で行くときは、ほとんど使わないとしてもメインカメラとは別に1台カメラが欲しいので「小型カメラ」なのである。先日はSONY RX100を持っていって実際に使用した。このOLYMPUS E-PM1が小型過ぎるのでレンズが大きく見えるが、m4/3中で最小型軽量ズームなのである。EVFは脱着式なので実際は外して撮ることになるだろう。

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12mmで(24mm画角)、絞り開放F3.5、AWBはやや赤味がある。周辺は多少甘さがあるがF5.6程度で解消する。ただしF11にすると回折の影響でエッヂが丸くなる。

中央部を切り出すと、普通の使用上充分な画質と思われる。その代わり絞っても良像範囲が広がるだけで、中央部がめざましく良くなることはない。ふだんフルフレーム35mm判を使っている私としては考えさせられることである(つまりは実用上大差ない)。もともと4/3→m4/3→フルフレーム35mm判と進んできた経緯で4/3・m4/3のボディ・レンズは未だに多く持っているので(2年前に捨て値になった4/3ボディ&レンズを大量に買った)完成度の高さ=レンズ設計の有利さ(小口径でも明るく+テレセントリック特性が良い)、レンズ・ボディ共に小型にできるなど…また見直したい。

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望遠側(64mm画角)ではワイド側より更に良好。絞り開放F5.6で中央の木を撮った。絞りF5.6となると焦点距離の短さもあって望遠でもピントの合う範囲は広い。

中央を切り出す…非の付けどころがない。安心して開放から使えるレンズだ。ただし絞ってもほとんど変わらないので、深度を利用したF8程度で撮るのが良さそうだ。

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更に32mm絞り開放F5.6で建物にピントを合わせて撮ってみる。やはりピントと言い、コントラストと言い良く写せていると思う。ワイド・望遠共に周辺光量落ちも見受けられない。

その画像の周辺部を切り出した。これだけでこのレンズの性能のすべてが語られている。大伸ばしをしない限りこれで充分である。更に最近のLUMIXOLYMPUSのボディ・レンズは進化しているようで、私は私の写真ワークショップの受講生や知り合いのアマチュアには、買い替えの質問を受けたときに上記の理由でm4/3を勧めている。私自身はLUMIX GX8+Leica DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0で止まったままだが…。

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