船屋地区

f:id:xnagy:20210115205526j:plain

木津川の土手に上がり河原集落の全景を見る。左奥の森の下が恵比須神社である。集落と田畑が緩やかな何段もの河岸段丘になっているのが分かる。その段丘の上段に旧伊賀街道と恭仁京跡(山城国分寺)があった。

f:id:xnagy:20210115205559j:plain

木津川を渡って河原地区の対岸に船屋という集落があり、名前にも表れているとおり、ここあたりはやはり古来からの水運のひとつの起点として栄えたらしく、比較的最近まで繁盛していた街道・商店街がある(今はシャッター通り)。かつては旧加茂町の中心だったが、今はJRの新快速の止まる加茂駅前に中心が移ったのである。

f:id:xnagy:20210115205611j:plain

そしてここには豊かな水と氾濫源の米作に支えられた蔵元がある。まさかここで今も醸造しているとは思えないが、上狛地区と同様に発祥の地は事務所かなにかとして残されている。これで1/10の河原恵比須神社から船屋地区への旅を終わる。長々と書いてきたが全部で2時間の小さな旅であった。