再開

osの自動ファームアップがあったらしく、またブログサイトに入れるようになった。では先週の小雨の日に巡った近在の寺社についてアップしよう。場所は京都南山城地域の古刹(今までも訪問しているが、これから1年ぐらいかけて廻る)神童寺から出発である。伊勢街道(今の国道163号線)が木津川の断崖を避けて山中を歩いた頃の古道である。今も料亭が一軒営業している。

境内の裏山に登って下を見た...本堂の屋根が美しい。その向こうに家並が続き街道が山と山の間を抜けているのが分かる。本堂には神童寺の本尊の蔵王権現が荒々しく立っており、吉野金峯山寺蔵王権現より荒ぶる神の雰囲気を持っていると感じた(ぜひ見学を)。

山を下りて旧山城町春日神社に立ち寄る...木津川右岸なのだが、左岸の精華町側(こちらは重文)も含めて同じ場所に春日系の神社や社が多くみられる。なにか特別な意味があるのだろう。

絵馬堂に変わった絵馬が架けられていた。古希祝いに手形と斜め桝が珍しい。新しいものだし他の神社でも見られたので意味を知りたいと思う。

地元の檀家寺の西念寺にも立ち寄った。門側から自動車は入れず、寺の裏側が不動川の堤防になっているので新たな道ができていて、そちらに車を停めて徒歩で村中も含めて歩き回った。本堂の裏の竹林が天井川の堤防である(川が高いところを流れているので堤防も高い)。

西念寺の横の空き地に柿の木に実がたくさんなっていた...鳥がつついていないので、たぶん渋柿だが収穫もなされていない=干し柿にすれば美味しいだろうに...。

そして不動川を遡って山の中へ入った...ここに今も少数の信者がいるらしい谷山不動の庵がある(ちょっと呪術的雰囲気あり)。本堂はこの寺務所脇から目もくらむ階段を上ったところにあるのだが、雨で石段の上り下りが困難なので実行しなかった(以前に来たことがある)。

そして最後は木津川を渡って左岸の鞍岡神社である。精華町の北の外れにあり、このあたりでは最も大きな神社である。ここも猛烈な石段が続くが、比較的整備されていたので登ってみる。

かなり登って到達...平たい尾根の上に境内はあり、上がってしまえばあとは楽である。まだ紅葉は残っていた。

本殿から...26mmF8とは思えぬボケ味である。

社務所横のサザンカの大木に花が満開に開いていた。うちの庭もサザンカ屋敷で、晩秋から春先まで咲き続ける冬の花で、暗い庭に彩りを与える好きな樹だ。Nikon Zf=飛ばず潰れず良く再現する。

尾根の奥には鞍岡古墳群があり(元々霊地だった)一号墳のみ公開されている。右奥の円墳だ...草が刈られぐるっと一周できる。

階段はこのような感じで比較的楽に上り下りできる。しかし鳥居の付近は昔の石段のままで、友人の「滑るよ」との注意を受けた瞬間滑って尻もちをついた(カメラは放さない)...(^_^;)