TTartisan 32mmF2.8Z

AF対応のニコンZ用レンズ「TTArtisan AF 32mm F/2.8」。2.5万円

レンズ構成図は左が前で、小さな前玉の前に27mmのフィルターを付ける。仕上げの良いフードは内蔵引出し式で1cmほど前に出る、そしてレンズキャップは金属製のフードキャップである。

stkb.co.jp上記のニュースでさっそく焦点工房ダイレクトで購入…プロトタイプレンズを(50本限定と聞いた)発売するとは珍しい。「今後発売予定の通常モデルとデザインが僅かに異なる」のが理由となっているが、たぶんZマウント対応のCPU設定の煮詰めだと思っている。今日になってのアップもそれが理由で、1本目は絞り優先オートでのテストでF8より上が絞られなくて当然に露出はオーバーとなった。そのむね社に伝えて返送すると「確認できました、交換いたします」とのことで2本目がやって来たのである。こちらはF16あたりで絞りが不安定になったが、筆者の場合ワイドレンズはF8より絞ることはないため、それ以上言わないことにした。なぜなら下記の通り性能はかなり良くて各Zの機能にも対応しているからである。焦点工房はメーカーではなく輸入代理店なので、その範囲で良い対応だと言える。量産品には期待できる…他にもZ用のレンズが安価で出されるだろう。

絞り開放F2.8/ISO100/AEB/曇り...周辺光量落ちも極小で一段絞ればOKである。

下はその中央部切り出しで、F2.8としてはほぼ満足できるものだ=純正のNIKKOR Z 28mmF2.8 SEの開放より良好。ここでは出していないが周辺部の甘さもF4ですべて解消される。晴れれば更に向上するだろう。

 

F5.6/1mでの撮影…やはり相当曇っているためハッキリ分からないが、ピントは悪くないし、収差による流れやボケも見られない。下は中央部の切り出し…少し中遠景よりピントに鋭さが足りないが、これも条件を変えれば良くなるだろう。